第7章 解決した問題
Red Hat OpenShift AI 2.11 では、次の重要な問題が解決されました。
Red Hat OpenShift AI 2.11 のセキュリティー更新、バグ修正、機能拡張は、非同期エラータとしてリリースされます。すべての OpenShift AI エラータアドバイザリーは Red Hat カスタマーポータル で公開されています。
7.1. Red Hat OpenShift AI 2.11 で解決された問題
更新の完全なリストは、エラータアドバイザリー を参照してください。
RHOAIENG-8819 - ibm-granite/granite-3b-code-instruct
モデルをシングルモデルサービングプラットフォームにデプロイできない
以前は、KServe ランタイムの vLLM ServingRuntime
を使用して、シングルモデルサービングプラットフォームに ibm-granite/granite-3b-code-instruct
モデルをデプロイしようとすると、モデルデプロイメントはエラーで失敗していました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-8218 - OCP 内部イメージレジストリーを使用せずに OpenShift 4.15 クラスターに作成されたワークベンチにログインできない
OpenShift Container Platform 内部イメージレジストリーが有効になっていない OpenShift クラスターでワークベンチを作成すると、ワークベンチは正常に起動しますが、ログインすることはできません。
これは、4.15.15 より前の OpenShift 4.15.x バージョンにおける既知の問題です。この問題を解決するには、OpenShift 4.15.15 以降にアップグレードしてください。
RHOAIENG-7346 - アップグレード後、分散ワークロードが既存のパイプラインから実行されなくなる
以前は、OpenShift AI 2.10 にアップグレードしようとすると、クラスターがパイプライン内でのみ作成された場合、分散ワークロードは既存のパイプラインから実行されなくなりました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-7209 - デフォルトのパイプラインルートを設定するときにエラーが表示される
以前は、データサイエンスパイプライン SDK または OpenShift AI ユーザーインターフェイスを使用してデフォルトのパイプラインルートを設定しようとすると、エラーが表示されていました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-6711 - ODH-model-controller が ServiceMeshMemberRoll
オブジェクトの spec.memberSelectors
フィールドを上書きする
以前は、ServiceMeshMemberRoll
リソースの spec.memberSelectors
フィールドを使用してプロジェクトまたは namespace を ServiceMeshMemberRoll
リソースに追加しようとすると、ODH-model-controller によってフィールドが上書きされていました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-6649 - 外部ルートが定義されていないモデルサーバー上のモデルを表示するとエラーが表示される
以前は、ダッシュボードを使用して、外部ルートが有効になっていないモデルサーバーにモデルをデプロイしようとすると、モデルの作成中に t.components is undefined
というエラーメッセージが表示されていました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-2312 - code-server
ワークベンチで numpy のインポートが失敗する
以前は、numpy をインポートしようとすると、code-server ワークベンチが失敗していました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-1197 - Linux で Firefox を使用する場合、パイプライン実行作成ページの終了日ピッカーがデフォルトで NaN 値に設定されるため、パイプラインを作成できない
以前は、Linux 上の Firefox を使用して、スケジュールされた定期実行を含むパイプラインを作成しようとすると、End Date パラメーターを有効にすると、日付と時刻の両方に Not a number (Nan) 値が生成されました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-1196 (以前は ODH-DASHBOARD-2140 として記録されていた問題) - ダッシュボードに表示されるパッケージバージョンがインストールされたバージョンと一致しない
以前は、ダッシュボードには JupterLab や Notebook などのパッケージのバージョン番号が不正確に表示されていました。この問題は解決されています。
RHOAIENG-880 - デフォルトのパイプラインサービスアカウントが Ray クラスターを作成できない
以前は、デフォルトのパイプラインサービスアカウントを使用して Ray クラスターを作成できませんでした。この問題は解決されています。
RHOAIENG-52 - 自己署名証明書を使用したクラスターでトークン認証が失敗する
以前は、自己署名証明書を使用し、ノートブック内またはパイプラインの一部として Python スクリプト内で Python codeflare-sdk
を使用した場合、トークン認証は失敗していました。この問題は解決されています。