4.2. パイプラインステップログの表示
パイプラインのトラブルシューティングと監査に役立てるために、ログビューアーを使用して各パイプラインステップのログを確認および分析できます。ログビューアーから、特定のログメッセージを検索し、パイプラインの各ステップのログをダウンロードできます。パイプラインが実行中の場合は、ログビューアーからログを一時停止および再開することもできます。
Elyra パイプラインで実行されている Python スクリプトのログは、S3 互換ストレージに保存されなくなりました。OpenShift AI バージョン 2.11 以降では、パイプラインステップログビューアーでこれらのログを表示できます。
この変更を有効にするには、バージョン 2024.1 以降のワークベンチイメージで提供される Elyra ランタイムイメージを使用する必要があります。
					古いバージョンのワークベンチイメージがある場合は、プロジェクトワークベンチの更新 の説明に従って、Version selection フィールドを互換性のあるワークベンチイメージバージョン (例: 2024.1) に更新します。
				
ワークベンチイメージバージョンを更新すると、パイプラインの既存のランタイムイメージの選択がすべて消去されます。ワークベンチのバージョンを更新したら、ワークベンチ IDE を開き、パイプラインのプロパティーを更新してランタイムイメージを選択します。
前提条件
- Red Hat OpenShift AI にログインしている。
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						OpenShift AI グループを使用している場合は、OpenShift のユーザーグループまたは管理者グループ (rhoai-usersやrhoai-adminsなど) に属している。
- パイプラインサーバーを含む利用可能なデータサイエンスプロジェクトを作成している。
- パイプラインをアクティブなパイプラインサーバーにインポートしている。
- パイプラインの実行をトリガーしている。
手順
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						OpenShift AI ダッシュボードから、Data science pipelines Runs をクリックします。 
- Runs ページの Project ドロップダウンリストから、パイプラインステップログを表示するプロジェクトを選択します。
- Runs ページで、ログを表示する実行の名前をクリックします。
- Run details ページの Graph タブで、ログを表示するパイプラインステップをクリックします。
- Logs タブをクリックします。
- 別のパイプラインステップのログを表示するには、Steps リストからログを表示するステップを選択します。
- ログビューアーを使用してログを分析します。 - 特定のログメッセージを検索するには、検索バーにメッセージの少なくとも一部を入力します。
- 別のブラウザーウィンドウで完全なログを表示するには、アクションメニュー (⋮) をクリックし、View raw logs を選択します。または、ログビューアーのサイズを拡大するには、アクションメニュー (⋮) をクリックし、Expand を選択します。
 
検証
- パイプラインの各ステップのログを表示できます。