第2章 モデルレジストリーの作成
モデルレジストリーを作成して、モデルを保存、共有、バージョン管理、デプロイ、追跡することができます。
前提条件
- OpenShift AI 管理者権限を持つユーザーとして OpenShift AI にログインしている。
- OpenShift AI デプロイメントで、モデルレジストリーコンポーネントが有効化されている。詳細は、モデルレジストリーコンポーネントの有効化 を参照してください。
- 少なくとも MySQL バージョン 5.x を使用する外部 MySQL データベースにアクセスできる。ただし、Red Hat では MySQL バージョン 8.x の使用を推奨しています。
手順
-
OpenShift AI ダッシュボードから、Settings
Model registry settings をクリックします。 Create model registry をクリックします。
Create model registry ダイアログが開きます。
- Name フィールドに、モデルレジストリーの名前を入力します。
オプション: Edit resource name をクリックし、Resource name フィールドにモデルレジストリーの特定のリソース名を入力します。デフォルトでは、リソース名はモデルレジストリーの名前と一致します。
重要リソース名は、OpenShift でリソースに付けられるラベルです。リソース名は 253 文字を超えることはできません。小文字の英数字または - で構成され、先頭と末尾は英数字である必要があります。リソース名は作成後に編集できません。
リソース名は、OpenShift クラスター内の他のモデルレジストリーリソースの名前と一致しないようにしてください。
- オプション: Description フィールドに、モデルレジストリーの説明を入力します。
Connect to external MySQL database セクションで、モデルデータが保存されている外部データベースの情報を入力します。
Host フィールドにデータベースのホスト名を入力します。
-
データベースが
rhoai-model-registriesnamespace で実行している場合は、データベースのホスト名のみを入力します。 -
データベースが
rhoai-model-registriesとは異なる namespace で実行されている場合は、データベースホスト名の詳細を<hostname>.<namespace>.svc.cluster.local形式で入力します。
-
データベースが
- Port フィールドに、データベースのポート番号を入力します。
- Username フィールドに、データベースに接続するデフォルトのユーザー名を入力します。
- Password フィールドに、デフォルトのユーザーアカウントのパスワードを入力します。
- Database フィールドに、データベース名を入力します。
オプション: データベース接続で証明書を使用するには、Add CA certificate to secure database connection を選択します。
重要外部データベースが Transport Layer Security (TLS) を適用するように設定されている場合は、認証局 (CA) 証明書を追加する必要があります。
-
odh-trusted-ca-bundleConfigMap のca-bundle.crtバンドルを使用するには、Use cluster-wide CA bundle をクリックします。 -
odh-trusted-ca-bundleConfigMap のodh-ca-bundle.crtバンドルを使用するには、Use Red Hat OpenShift AI CA bundle をクリックします。 Choose from existing certificates をクリックします。
rhoai-model-registriesnamespace 内の任意の ConfigMap またはシークレットのキーを選択できます。- Resource リストから、ConfigMap またはシークレットを選択します。
- Key リストからキーを選択します。
新しい証明書を ConfigMap としてアップロードするには、Upload new certificate をクリックします。
証明書の PEM ファイルを Certificate フィールドにドラッグアンドドロップするか、Upload をクリックしてローカルマシンのファイルシステムからファイルを選択します。
注記証明書をアップロードすると、
ca.crtキーを持つdb-credentialConfigMap が作成されます。証明書をシークレットとしてアップロードするには、OpenShift
rhoai-model-registriesnamespace にシークレットを作成し、モデルレジストリーを作成するときに、それを既存の証明書として選択する必要があります。シークレットの作成の詳細は、OpenShift Container Platform ドキュメントの シークレットを使用した Pod への機密データの提供 を参照してください。
-
- Create をクリックします。
モデルレジストリーのリソース名またはタイプを見つけるには、レジストリー名の横にあるヘルプアイコン
をクリックします。リソース名とタイプは、OpenShift でリソースを検索するのに使用されます。
検証
- 新しいモデルレジストリーが Model registry settings ページに表示されます。
- モデルレジストリーを編集するには、その横にあるアクションメニュー (⋮) をクリックし、Edit model registry をクリックします。
- Model registry タブからモデルをモデルレジストリーに登録できます。モデルレジストリーの使用に関する詳細は、モデルレジストリーの使用 を参照してください。