第1章 モデルレジストリーとモデルカタログの概要
モデルレジストリーは、管理者とデータサイエンティストが AI モデルをデプロイメント用に設定する前に、AI モデルの登録、バージョン管理、ライフサイクル管理を行うための中央リポジトリーとして機能します。モデルレジストリーは、AI モデルガバナンスの重要なコンポーネントです。
モデルカタログは、データサイエンティストが利用可能な生成 AI モデルを検出して評価し、自身のユースケースに最適なものを見つけることができる、キュレートされたライブラリーを提供します。
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モデルレジストリーは、人工知能/機械学習 (AI/ML) モデルのライフサイクルにおける重要なコンポーネントであり、あらゆる機械学習運用 (MLOps) プラットフォームまたはワークフローにとって不可欠な部分です。モデルレジストリーは、開発からデプロイメントまでの機械学習モデルに関連するメタデータを保存する中央リポジトリーとして機能します。このメタデータは、デプロイ環境やプロジェクトなどの概要から、トレーニングハイパーパラメーター、パフォーマンスメトリクス、デプロイイベントといった具体的な詳細まで多岐にわたります。
モデルレジストリーは、モデルの実験と提供の間の橋渡しとして機能し、ML ライフサイクルの関係者にセキュアで共同的なメタデータストアインターフェイスを提供します。モデルレジストリーは、モデルを保存、共有、バージョン管理、デプロイ、追跡するための構造化され整理された方法を提供します。
OpenShift AI 管理者は、OpenShift AI でモデルレジストリーを作成し、データサイエンティストにモデルレジストリーアクセスを許可できます。詳細は、モデルレジストリーの管理 を参照してください。
モデルレジストリーにアクセスできるデータサイエンティストは、これを使用してモデルを保存、共有、バージョン管理、デプロイ、追跡できます。詳細は、モデルレジストリーの使用 を参照してください。