第7章 インフラストラクチャーの要件
7.1. プラットフォーム要件
Red Hat OpenShift Data Foundation 4.10 は、OpenShift Container Platform バージョン 4.10 およびその次のマイナーバージョンでのみサポートされます。
以前のバージョンの Red Hat OpenShift Data Foundation に関するバグ修正は、バグ修正バージョンとしてリリースされます。詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform ライフサイクルポリシー を参照してください。
外部クラスターのサブスクリプション要件については、この Red Hat ナレッジベースアーティクル を参照してください。
サポートされているプラットフォームのバージョンについての詳細の一覧は、Red Hat OpenShift Data Foundation and Red Hat OpenShift Container Platform interoperability matrix を参照してください。
7.1.1. Amazon EC2
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターのみをサポートします。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、以下を提供するストレージクラスがなればなりません。
- EBS ストレージ (aws-ebs プロビジョナー経由)
OpenShift Data Foundation バージョン 4.10 は、AWS によって導入された gp2 および gp3CSI ドライバーをサポートするようになりました。これらのドライバーは、ストレージ拡張機能を改善し (gp2 インツリーと比較して gp2 CSI)、月額料金を引き下げます (gp3)。OpenShift Data Foundation 4.10 でストレージクラスを選択するときに新しいドライバーを選択できるようになりました (gp2 がデフォルトです)。
7.1.2. ベアメタル
内部クラスターをサポートし、外部クラスターの使用をサポートします。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、ローカルストレージ Operator 経由でローカル SSD (NVMe/SATA/SAS、SAN) を提供するストレージクラスがなければなりません。
7.1.3. VMware vSphere
内部クラスターをサポートし、外部クラスターの使用をサポートします。
推奨されるバージョン:
- vSphere 6.7、Update2 以降
- vSphere7.0 以降
詳細は、VMware vSphere infrastructure requirements を参照してください。
VMware ESXi がデバイスをフラッシュとして認識しない場合は、それらをフラッシュデバイスとしてマークします。Red Hat OpenShift Data Foundation をデプロイする前に、ストレージデバイスをフラッシュとしてマーク を参照してください。
さらに、内部クラスターは ストレージデバイスの要件 を満たし、以下のいずれかを提供するストレージクラスがなければなりません。
- vSAN または VMFS データストア (vsphere-volume プロビジョナー経由)
- VMDK、RDM、または DirectPath ストレージデバイス (Local Storage Operator 経由)
7.1.4. Microsoft Azure
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターのみをサポートします。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、以下を提供するストレージクラスがなればなりません。
- Azure ディスク (azure-disk プロビジョナー経由)
7.1.5. Google Cloud [テクノロジープレビュー]
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターのみをサポートします。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、以下を提供するストレージクラスがなればなりません。
- GCE Persistent Disk (gce-pd プロビジョナー経由)
7.1.6. Red Hat Virtualization プラットフォーム
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターのみをサポートします。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、ローカルストレージ Operator 経由でローカル SSD (NVMe/SATA/SAS、SAN) を提供するストレージクラスがなければなりません。
7.1.7. Red Hat OpenStack Platform [テクノロジープレビュー]
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターをサポートし、外部クラスターを使用します。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、以下を提供するストレージクラスがなればなりません。
- Cinder プロビジョナーを使用した標準ディスク
7.1.8. IBM Power
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターをサポートし、外部クラスターを使用します。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、ローカルストレージ Operator 経由でローカル SSD (NVMe/SATA/SAS、SAN) を提供するストレージクラスがなければなりません。
7.1.9. IBM Z および LinuxONE
内部 Red Hat OpenShift Data Foundation クラスターのみをサポートします。
内部クラスターは、ストレージデバイスの要件 を満たし、ローカルストレージ Operator 経由でローカル SSD (NVMe/SATA/SAS、SAN) を提供するストレージクラスがなければなりません。