第2章 モニタリング
2.1. GitOps ダッシュボードによるモニタリング
Red Hat OpenShift GitOps モニタリングダッシュボードを使用して GitOps インスタンスのグラフィカルビューにアクセスし、クラスター全体の各インスタンスの動作と使用状況を観察できます。
利用可能な GitOps ダッシュボードは 3 つあります。
- GitOps の概要: クラスターにインストールされているすべての GitOps インスタンスの概要 (アプリケーションの数、健全性と同期ステータス、アプリケーションと同期アクティビティーなど) を表示します。
- GitOps コンポーネント: アプリケーションコントローラー、リポジトリーサーバー、サーバー、およびその他の GitOps コンポーネントの CPU やメモリーなどの詳細情報を表示します。
- GitOps gRPC サービス : Red Hat OpenShift GitOps のさまざまなコンポーネント間の gRPC サービスアクティビティーに関連するメトリクスを表示します。
2.1.1. GitOps モニタリングダッシュボードへのアクセス
モニタリングダッシュボードは、Operator によって自動的にデプロイされます。OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブから、GitOps モニタリングダッシュボードにアクセスできます。
注記
ダッシュボードのコンテンツの無効化または変更はサポートされていません。
前提条件
- OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスできる。
-
Red Hat OpenShift GitOps Operator が、デフォルトの namespace (
openshift-gitops-operator
) にインストールされている。 -
クラスターモニタリングが、
openshift-gitops-operator
namespace で有効化されている。 -
定義した namespace (たとえば
openshift-gitops
) に Argo CD アプリケーションをインストールしている。
手順
-
Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Observe
Dashboards に移動します。 - Dashboard ドロップダウンリストから、目的の GitOps ダッシュボード (GitOps (Overview)、GitOps / Components、または GitOps / gRPC Services) を選択します。
- オプション: Namespace、Cluster、および Interval ドロップダウンリストから特定の namespace、クラスター、および間隔を選択します。
- GitOps ダッシュボードで必要な GitOps メトリクスを表示します。