2.3. GitOps Operator のパフォーマンスのモニタリング
Red Hat OpenShift GitOps Operator は、パフォーマンスに関するメトリクスを生成します。これらのメトリクスを取得する OpenShift モニタリングスタックを使用すると、Operator のパフォーマンスをモニタリングおよび分析できます。Operator は以下のメトリクスを公開します。これらのメトリクスは、OpenShift Container Platform Web コンソールを使用して表示できます。
メトリクス名 | 型 | 説明 |
---|---|---|
| ゲージ | 特定の時点でクラスター全体で Operator によって現在管理されているアクティブな Argo CD インスタンスの合計数。 |
| ゲージ | 保留中や利用可能など、特定のフェーズにおけるアクティブな Argo CD インスタンスの数。 |
| カウンター | 特定の時点で、特定の namespace 内のインスタンスに対して発生した調整の合計数。 |
| カウンター |
インスタンスの指定された期間内に完了した調整サイクルの数。たとえば、 |
| カウンター | 特定のインスタンスで観察された調整サイクルの合計数。 |
| カウンター | 特定のインスタンスで観察された調整に要した合計時間。 |
ゲージは増減する値です。カウンターは増加のみの値です。
2.3.1. GitOps Operator メトリクスへのアクセス
OpenShift Container Platform Web コンソールの Administrator パースペクティブから Operator メトリクスにアクセスして、Operator のパフォーマンスを追跡できます。
前提条件
- OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスできる。
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Red Hat OpenShift GitOps Operator が、デフォルトの
openshift-gitops-operator
namespace にインストールされている。 -
クラスターモニタリングが、
openshift-gitops-operator
namespace で有効化されている。
手順
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Web コンソールの Administrator パースペクティブで、Observe
Metrics に移動します。 Expression フィールドにメトリクスを入力します。次のメトリクスから選択できます。
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active_argocd_instances_total
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active_argocd_instances_by_phase
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active_argocd_instance_reconciliation_count
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controller_runtime_reconcile_time_seconds_per_instance_bucket
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controller_runtime_reconcile_time_seconds_per_instance_count
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controller_runtime_reconcile_time_seconds_per_instance_sum
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(オプション): プロパティーごとにメトリクスをフィルターします。たとえば、
active_argocd_instances_by_phase
メトリクスをAvailable
フェーズでフィルターします。例
active_argocd_instances_by_phase{phase="Available"}
- (オプション): Add query をクリックして、複数のクエリーを入力します。
- Run queries をクリックして、GitOps Operator メトリクスを有効にして観察します。