4.4. インスタンスの設定
cpus
プロパティーおよび memory
プロパティーを使用して、Red Hat OpenShift Local インスタンスで利用可能なデフォルトの仮想 CPU 数およびメモリー容量を設定します。
あるいは、crc start
コマンドに --cpus
フラグと --memory
フラグをそれぞれ使用して、vCPU の数とメモリーの量を割り当てることもできます。
既存の Red Hat OpenShift Local インスタンスの設定を変更できません。設定の変更を有効にするには、実行中のインスタンスを停止して再起動する必要があります。
手順
インスタンスで使用可能な vCPU の数を設定するには、以下を行います
$ crc config set cpus <number>
cpus
プロパティーのデフォルト値は4
です。割り当てる vCPU の数は、デフォルト以上である必要があります。必要な数の vCPU でインスタンスを起動するには、以下を実行します。
$ crc start --cpus <number>
インスタンスで使用可能なメモリーを設定するには、以下を実行します。
$ crc config set memory <number-in-mib>
注記利用可能なメモリーの値は、メガバイト (MiB) で設定されます。メモリーの 1 つ (GiB) は 1024 MiB と等しくなります。
memory
プロパティーのデフォルト値は10752
です。割り当てるメモリー量は、デフォルト以上である必要があります。必要な量のメモリーでインスタンスを起動するには、以下を実行します。
$ crc start --memory <number-in-mib>