1.5. ログストレージのアップグレード


このリリースで利用できる唯一のマネージドログストレージソリューションは、Loki Operator によって管理される LokiStack です。以前は Managed Elasticsearch オファリングの優先される代替手段として利用可能だったこのソリューションは、デプロイメントプロセスで変更されないままとなります。

重要

elasticsearch-operator によって提供される Red Hat 管理の既存の Elasticsearch または Kibana デプロイメントを引き続き使用するには、openshift-logging namespace の elasticsearch という名前の Elasticsearch リソースと kibana という名前の Kibana リソースから所有者参照を削除してから、同じ namespace の instance という名前の ClusterLogging リソースを削除してください。

Loki ストレージをアップグレードするには、次の手順に従います。

  1. Loki Operator を更新します。詳細は、「Loki Operator の更新」を参照してください。
  2. LokiStack ストレージスキーマをアップグレードします。詳細は、「LokiStack ストレージスキーマのアップグレード」を参照してください。

1.5.1. Loki Operator の更新

Loki Operator を新しいメジャーリリースバージョンに更新するには、Operator サブスクリプションの更新チャネルを変更する必要があります。

前提条件

  • Loki Operator がインストールされている。
  • 管理者権限がある。
  • OpenShift Container Platform Web コンソールにアクセスでき、Administrator パースペクティブを表示している。

手順

  1. Operators Installed Operators に移動します。
  2. openshift-operators-redhat プロジェクトを選択します。
  3. Loki Operator をクリックします。
  4. Subscription をクリックします。Subscription details セクションで、Update channel リンクをクリックします。このリンクテキストは、現在の更新チャネルによっては stable または stable-5.y である可能性があります。
  5. Change Subscription Update Channel ウィンドウで、更新チャネル stable-6.y を選択し、Save をクリックします。loki-operator.v6.y.z のバージョンをメモしておきます。

    重要

    必ず N+2 バージョン (N は現在のバージョン) に更新してください。たとえば、Logging 5.8 からアップグレードする場合は、更新チャネルとして stable-6.0 を選択します。2 バージョン以上新しいバージョンへの更新はサポートされていません。

  6. 数秒待ってから Operators Installed Operators をクリックします。Loki Operator のバージョンが最新の loki-operator.v6.y.z バージョンと一致していることを確認します。
  7. Operators Installed Operators ページで、Status フィールドが Succeeded を報告するのを待機します。
  8. LokiStack カスタムリソースに v13 スキーマバージョンが含まれているかどうかを確認し、含まれていない場合は追加します。v13 スキーマバージョンを正しく追加するには、「LokiStack ストレージスキーマのアップグレード」を参照してください。

1.5.2. LokiStack ストレージスキーマのアップグレード

Red Hat OpenShift Logging Operator を Loki Operator とともに使用している場合、Red Hat OpenShift Logging Operator は LokiStack カスタムリソースの v13 スキーマバージョンをサポートします。今後サポートされるスキーマバージョンは v13 であるため、v13 スキーマバージョンを追加することを推奨します。日付が effectiveDate 属性で定義された値と一致すると、スキーマが v13 にアップグレードされます。

手順

  • 次のように、LokiStack カスタムリソースに v13 スキーマバージョンを追加します。

    apiVersion: loki.grafana.com/v1
    kind: LokiStack
    # ...
    spec:
    # ...
      storage:
        schemas:
        # ...
          version: v12 
    1
    
        - effectiveDate: "<yyyy>-<mm>-<future_dd>" 
    2
    
          version: v13
    # ...
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    データが元のスキーマバージョンのまま保持されるように、この行は削除しないでください。以前のスキーマバージョンを削除すると、データが失われる可能性があります。
    2
    協定世界時 (UTC) タイムゾーン形式で、まだ開始していない将来の日付を設定します。
    ヒント

    LokiStack カスタムリソースを編集するには、oc edit コマンドを実行します。

    $ oc edit lokistack <name> -n openshift-logging
    Copy to Clipboard Toggle word wrap

検証

  • 指定された effectiveDate 日付以降に、Web コンソールの Administrator Observe AlertingLokistackSchemaUpgradesRequired アラートがないことを確認します。
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