1.6. Red Hat OpenShift Pipelines General Availability 1.9 のリリースノート
今回の更新により、Red Hat OpenShift Pipelines General Availability (GA) 1.9 が OpenShift Container Platform 4.11、4.12、および 4.13 で利用できるようになりました。
1.6.1. 新機能 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
以下では、修正および安定性の面での改善点に加え、OpenShift Pipelines 1.9 の主な新機能について説明します。
1.6.1.1. Pipelines リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 今回の更新により、パイプラインパラメーターと結果を配列とオブジェクトディクショナリー形式で指定できるようになりました。
- この更新により、Container Storage Interface (CSI) およびワークスペースの projected ボリュームがサポートされます。
-
今回の更新により、パイプラインステップを定義するときに
stdoutConfig
およびstderrConfig
パラメーターを指定できるようになりました。これらのパラメーターを定義すると、ステップに関連付けられた標準出力と標準エラーをローカルファイルにキャプチャーするのに役立ちます。 -
今回の更新により、
steps.onError
イベントハンドラーに$(params.CONTINUE)
などの変数を追加できるようになりました。 -
今回の更新により、
PipelineResults
定義でfinally
タスクからの出力を使用できるようになりました。たとえば$(finally.<pipelinetask-name>.result.<result-name>)
では、<pipelinetask-name>
はパイプラインタスク名を表し、<result-name>
は結果名を表します。 - この更新では、タスク実行のタスクレベルのリソース要件をサポートがされます。
- 今回の更新により、名前に基づいて、パイプラインと定義されたタスクの間で共有されるパラメーターを再作成する必要がなくなりました。この更新は、開発者プレビュー機能の一部です。
- この更新により、組み込みの git、クラスター、バンドル、およびハブリゾルバーなどのリモート解決のサポートが追加されます。
1.6.1.2. トリガー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
今回の更新では、
NamespacedInterceptor
を定義するInterceptor
CRD が追加されました。NamespacedInterceptor
は、トリガー内のインターセプター参照のkind
セクションまたはEventListener
仕様で使用できます。 -
この更新により
CloudEvents
が有効になります。 - 今回の更新により、トリガーを定義するときに Webhook ポート番号を設定できるようになりました。
-
今回の更新では、トリガー
eventID
を使用したTriggerBinding
への入力がサポートされるようになりました。 この更新では、
ClusterInterceptor
サーバーの証明書の検証とローテーションがサポートされています。-
トリガーは、コアインターセプターの証明書を検証し、証明書の有効期限が切れると新しい証明書を
ClusterInterceptor
にローテーションします。
-
トリガーは、コアインターセプターの証明書を検証し、証明書の有効期限が切れると新しい証明書を
1.6.1.3. CLI リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
今回の更新では、
describe
コマンドでのアノテーションの表示がサポートされています。 -
今回の更新では、
pr describe
コマンドでのパイプライン、タスク、およびタイムアウトの表示がサポートされています。 -
今回の更新では、
pipeline start
コマンドでパイプライン、タスク、およびタイムアウトを提供するフラグが追加されました。 -
今回の更新では、タスクとパイプラインの
describe
コマンドで、オプションまたは必須のワークスペースの存在を表示できるようになりました。 -
今回の更新では、タイムスタンプ付きのログを表示するための
timestamps
フラグが追加されました。 -
今回の更新では、
PipelineRun
に関連付けられたTaskRun
の削除を無視する新しいフラグ--ignore-running-pipelinerun
が追加されました。 -
今回の更新では、実験的なコマンドのサポートが追加されました。今回の更新では、試験的なサブコマンドである
sign
とverify
もtkn
CLI ツールに追加されました。 - 今回の更新では、ファイルを生成せずに Z シェル (Zsh) 補完機能を使用できるようになりました。
今回の更新では、
opc
という新しい CLI ツールが導入されました。今後のリリースで、tkn
CLI ツールがopc
に置き換えられることが予想されます。重要-
新しい CLI ツール
opc
はテクノロジープレビュー機能です。 -
opc
はtkn
の代替となり、Red Hat OpenShift Pipelines 固有の追加機能を備えていますが、それらは必ずしもtkn
に適合するとは限りません。
-
新しい CLI ツール
1.6.1.4. 演算子 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
今回の更新により、Pipelines as Code がデフォルトでインストールされます。
-p
フラグを使用して、Pipelines as Code を無効にすることができます。oc patch tektonconfig config --type="merge" -p '{"spec": {"platforms": {"openshift":{"pipelinesAsCode": {"enable": false}}}}}'
$ oc patch tektonconfig config --type="merge" -p '{"spec": {"platforms": {"openshift":{"pipelinesAsCode": {"enable": false}}}}}'
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今回の更新により、
TektonConfig
CRD で Pipelines as Code 設定の変更も可能になりました。 - 今回の更新により、開発者パースペクティブを無効にした場合に Operator が開発者コンソール関連のカスタムリソースをインストールしなくなりました。
-
今回の更新には、Bitbucket Server および Bitbucket Cloud の
ClusterTriggerBinding
サポートが含まれており、クラスター全体でTriggerBinding
を再利用するのに役立ちます。
1.6.1.5. リゾルバー リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
リゾルバーはテクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
今回の更新により、
TektonConfig
CRD でパイプラインリゾルバーを設定できるようになりました。パイプラインリゾルバーenable-bundles-resolver
、enable-cluster-resolver
、enable-git-resolver
、enable-hub-resolver
を、有効または無効にできます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow TektonConfig
でリゾルバー固有の設定も指定できます。たとえば、次のフィールドをmapstringstring
形式で定義して、個々のリゾルバーを設定できます。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow
1.6.1.6. Tekton Chains リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Tekton Chains はテクノロジープレビュー機能のみです。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
-
この更新の前は、Open Container Initiative (OCI) イメージのみが in-toto 出所エージェントの
TaskRun
の出力としてサポートされていました。この更新では、ARTIFACT_URI
およびARTIFACT_DIGEST
の接尾辞を使用して、出所メタデータが出力として追加されます。 -
この更新の前は、
TaskRun
構成証明のみがサポートされていました。この更新では、PipelineRun
構成証明のサポートも追加されます。 -
この更新では、Pod テンプレートから
imgPullSecret
パラメーターを取得するための Tekton Chains のサポートが追加されます。この更新により、サービスアカウントを変更せずに、各パイプライン実行またはタスク実行に基づいてリポジトリー認証を設定できます。
1.6.1.7. Tekton Hub リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Tekton Hub はテクノロジープレビュー機能としてのみ提供されます。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat 製品のサービスレベルアグリーメント (SLA) の対象外であり、機能的に完全ではないことがあります。Red Hat は、実稼働環境でこれらを使用することを推奨していません。テクノロジープレビューの機能は、最新の製品機能をいち早く提供して、開発段階で機能のテストを行いフィードバックを提供していただくことを目的としています。
Red Hat のテクノロジープレビュー機能のサポート範囲に関する詳細は、テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
この更新では、管理者は、デフォルトの Tekton Hub データベースを使用する代わりに、Crunchy PostgreSQL などの外部データベースを Tekton Hub で 使用できるようになりました。この更新は、次のアクションを実行するのに役立ちます。
- Tekton Hub で使用する外部データベースの座標指定。
- Operator によってデプロイされたデフォルトの Tekton Hub データベースの無効化。
この更新では、外部 Git リポジトリーから
config.yaml
の依存関係が削除され、完全な設定データが APIConfigMap
に移動されます。この更新は、管理者が次のアクションを実行するのに役立ちます。- Tekton Hub カスタムリソースへの、カテゴリー、カタログ、スコープ、defaultScopes などの設定データの追加。
- クラスター上の Tekton Hub 設定データの変更。すべての変更は、Operator をアップグレードしても保持されます。
- Tekton Hub のカタログリストの更新。
Tekton Hub のカテゴリーの変更。
注記設定データを追加しない場合は、Tekton Hub 設定用の API
ConfigMap
のデフォルトデータを使用できます。
1.6.1.8. Pipelines as Code リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
この更新では、
Repository
CRD で同時実行制限のサポートが追加され、一度にリポジトリーで実行されるPipelineRuns
の最大数が定義できます。プルリクエストまたはプッシュイベントからのPipelineRun
は、アルファベット順にキューに入れられます。 -
この更新では、リポジトリーの最新パイプライン実行のログを表示するための新しいコマンド
tkn pac logs
が追加されます。 この更新では、GitHub および GitLab へのプッシュリクエストとプルリクエストのファイルパスにおける高度なイベントマッチングがサポートされています。たとえば、
docs
ディレクトリー内のマークダウンファイルのパスが変更された場合にのみ、Common Expression Language (CEL) を使用してパイプラインを実行できます。... annotations: pipelinesascode.tekton.dev/on-cel-expression: | event == "pull_request" && "docs/*.md".pathChanged()
... annotations: pipelinesascode.tekton.dev/on-cel-expression: | event == "pull_request" && "docs/*.md".pathChanged()
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今回の更新により、アノテーションを使用して、
pipelineRef:
オブジェクトでリモートパイプラインを参照できるようになります。 -
今回の更新により、Pipelines as Code を使用して新しい GitHub リポジトリーを自動設定できるようになります。これにより、namespace が設定され、GitHub リポジトリーの
Repository
CRD が作成されます。 -
今回の更新により、Pipelines as Code は、プロバイダー情報を使用して
PipelineRuns
のメトリクスを生成します。 この更新では、
tkn-pac
プラグインに次の機能拡張が提供されます。- 実行中のパイプラインを正しく検出します。
- 障害完了時間がない場合に期間表示を修正します。
-
エラースニペットを表示し、
tkn-pac describe
コマンドのエラー正規表現パターンを強調表示します。 -
use-real-time
スイッチをtkn-pac ls
およびtkn-pac describe
コマンドに追加します。 -
tkn-pac
ログのドキュメントをインポートします。 -
tkn-pac ls
およびtkn-pac describe
コマンドで、pipelineruntimeout
を失敗として表示します。 -
--target-pipelinerun
オプションを使用して、特定のパイプライン実行の失敗を表示します。
- 今回の更新により、バージョン管理システム (VCS) コメントまたは GitHub チェックの小さなスニペットの形式で、パイプライン実行のエラーを表示できます。
- 今回の更新により、Pipelines as Code は、タスクが単純な形式である場合にオプションでタスク内のエラーを検出し、それらのタスクを GitHub のアノテーションとして追加できます。この更新は、開発者プレビュー機能の一部です。
この更新では、次の新しいコマンドが追加されます。
-
tkn-pac webhook add
: プロジェクトリポジトリー設定に Webhook を追加し、リポジトリーを更新せずに、既存のk8s Secret
オブジェクトのwebhook.secret
キーを更新します。 -
tkn-pac webhook update-token
: リポジトリーを更新せずに、既存のk8s Secret
オブジェクトのプロバイダートークンを更新します。
-
-
この更新により、
tkn-pac create repo
コマンドの機能が強化されます。このコマンドは、GitHub、GitLab、および BitbucketCloud の Webhook を作成および設定し、リポジトリーを作成します。 -
この更新により、
tkn-pac describe
コマンドは 50 件の最新イベントが順に表示されます。 -
この更新では、
tkn-pac logs
コマンドに--last
オプションが追加されます。 -
この更新により、
tkn-pac resolve
コマンドは、ファイルテンプレートでgit_auth_secret
を検出すると、トークンの入力を求めます。 - この更新により、Pipelines as Code はシークレットをログスニペットから非表示にして、GitHub インターフェイスでシークレットが公開されるのを回避します。
-
この更新により、
git_auth_secret
に対して自動的に生成されるシークレットは、PipelineRun
による所有者参照になります。シークレットは、パイプライン実行の実行後ではなく、PipelineRun
で消去されます。 -
この更新により、
/cancel
コメントを使用したパイプライン実行のキャンセルがサポートされます。 この更新の前は、GitHub アプリのトークンスコープが定義されておらず、すべてのリポジトリーインストールでトークンが使用されていました。この更新により、次のパラメーターを使用して、GitHub アプリトークンの範囲をターゲットリポジトリーに設定できます。
-
secret-github-app-token-scoped
: アプリのインストールがアクセスできるすべてのリポジトリーではなく、ターゲットリポジトリーにアプリトークンのスコープを設定します。 -
secret-github-app-scope-extra-repos
: 追加の所有者またはリポジトリーを使用して、アプリトークンのスコープをカスタマイズします。
-
- この更新により、GitLab でホストされている独自の Git リポジトリーで Pipelines as Code を使用できるようになります。
- この更新により、namespace の kubernetes イベント形式でパイプライン実行の詳細にアクセスできるようになります。その詳細は、admin namespace へのアクセスを必要とせずにパイプラインエラーをトラブルシューティングするのに役立ちます。
- この更新により、Git プロバイダーを使用した Pipelines as Code での URL 認証がサポートされます。
-
この更新により、
pipelines-as-code
config map の設定を使用して、ハブカタログの名前を設定できるようになります。 -
この更新により、
max-keep-run
パラメーターの上限とデフォルトの制限を設定できるようになります。 - 今回の更新では、Pipelines as Code にカスタム Secure Sockets Layer (SSL) 証明書を挿入し、カスタム証明書を使用してプロバイダーインスタンスに接続する方法を説明したドキュメントが追加されます。
-
この更新により、
PipelineRun
リソース定義にログ URL がアノテーションとして含まれるようになります。たとえば、tkn-pac describe
コマンドは、PipelineRun
を記述するときにログリンクを表示します。 -
今回の更新により、
tkn-pac
ログにPipelineRun
名ではなくリポジトリー名が表示されるようになります。
1.6.2. 互換性を失わせる変更点 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
今回の更新では、
Conditions
カスタムリソース定義 (CRD) タイプが削除されました。代わりにWhenExpressions
を使用します。 -
今回の更新では、Pipeline、PipelineRun、Task、Clustertask、TaskRun などの
tekton.dev/v1alpha1
API パイプラインリソースのサポートが削除されました。 -
今回の更新では、
tkn-pac setup
コマンドが削除されました。代わりに、tkn-pac webhook add
コマンドを使用して、Webhook を既存の Git リポジトリーに再度追加します。また、tkn-pac webhook update-token
コマンドを使用して、Git リポジトリー内の既存のシークレットオブジェクトの個人プロバイダーアクセストークンを更新します。 -
今回の更新により、デフォルト設定でパイプラインを実行する namespace は、
pod-security.kubernetes.io/enforce:privileged
ラベルをワークロードに適用しません。
1.6.3. 非推奨および削除された機能 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
Red Hat OpenShift Pipelines 1.9.0 リリースでは、
ClusterTasks
が非推奨となり、今後のリリースで削除される予定です。代わりに、Cluster Resolver
を使用できます。 -
Red Hat OpenShift Pipelines 1.9.0 リリースでは、単一の
EventListener
仕様でtriggers
とnamespaceSelector
フィールドを使用することは推奨されておらず、今後のリリースで削除される予定です。これらのフィールドは、異なるEventListener
仕様では正常に使用できます。 -
Red Hat OpenShift Pipelines 1.9.0 リリースでは、
tkn pipelinerun describe
コマンドはPipelineRun
リソースのタイムアウトを表示しません。 -
Red Hat OpenShift Pipelines 1.9.0 リリースでは、PipelineResource カスタムリソース (CR) が非推奨になりました。
PipelineResource
CR はテクノロジープレビュー機能であり、tekton.dev/v1alpha1
API の一部でした。 - Red Hat OpenShift Pipelines 1.9.0 リリースでは、クラスタータスクからのカスタムイメージパラメーターは非推奨になりました。代わりとして、クラスタータスクをコピーして、その中でカスタムイメージを使用できます。
1.6.4. 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
Red Hat OpenShift Pipelines Operator をアンインストールすると、
chains-secret
およびchains-config
config map が削除されます。これらにはユーザーデータが含まれているため、削除せずに保持する必要があります。
Windows でコマンドの
tkn pac
セットを実行すると、Command finished with error: not supported by Windows.
のエラーメッセージが表示される場合があります。回避策:
NO_COLOR
環境変数をtrue
に設定します。tkn pac resolve
コマンドがテンプレート化されたパラメーター値を使用して機能する場合、tkn pac resolve -f <filename> | oc create -f
コマンドを実行しても、想定どおりの結果が得られない場合があります。回避策: この問題を軽減するには、
tkn pac resolve -f <filename> -o tempfile.yaml
コマンドを実行してtkn pac resolve
の出力を一時ファイルに保存してから、oc create -f tempfile.yaml
コマンドを実行します。例:tkn pac resolve -f <filename> -o /tmp/pull-request-resolved.yaml && oc create -f /tmp/pull-request-resolved.yaml
。
1.6.5. 修正された問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- この更新の前は、空の配列を置き換えた後、元の配列は中のパラメーターを無効にして空の文字列を返していました。今回の更新により、この問題は解決され、元の配列は空として返されます。
- この更新の前は、パイプライン実行のサービスアカウントに重複するシークレットが存在すると、タスク Pod の作成に失敗していました。今回の更新により、この問題が解決され、サービスアカウントに重複するシークレットが存在する場合でもタスク Pod は正常に作成されるようになりました。
-
この更新の前は、TaskRun の
spec.StatusMessage
フィールドを見ても、TaskRun
がユーザーによってキャンセルされたのか、その一部であるPipelineRun
によってキャンセルされたのかを区別できませんでした。今回の更新により、この問題は解決され、ユーザーは TaskRun のspec.StatusMessage
フィールドを見て、TaskRun
のステータスを区別できるようになりました。 - この更新の前は、無効なオブジェクトの古いバージョンを削除すると、webhook の検証が削除されていました。今回の更新で、この問題は解決されました。
今回の更新の前は、
timeouts.pipeline
パラメーターを0
に設定すると、timeouts.tasks
パラメーターまたはtimeouts.finally
パラメーターを設定できませんでした。今回の更新で問題が解決されました。これで、timeouts.pipeline
パラメーター値を設定するときに、`timeouts.tasks` パラメーターまたはtimeouts.finally
パラメーターのいずれかの値を設定できます。以下に例を示します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - この更新の前は、別のツールが PipelineRun または TaskRun のラベルまたはアノテーションを更新すると、競合状態が発生する可能性がありました。今回の更新により、この問題は解決され、ラベルまたはアノテーションを結合できるようになりました。
- この更新の前は、ログキーにパイプラインコントローラーと同じキーはありませんでした。今回の更新により、この問題は解決され、パイプラインコントローラーのログストリームと一致するようにログキーが更新されました。ログのキーは、ts から timestamp、level から severity、message から msg に変更されました。
- この更新の前は、PipelineRun が不明ステータスで削除された場合、エラーメッセージは生成されませんでした。今回の更新により、この問題は解決され、エラーメッセージが生成されるようになります。
-
この更新の前は、
list
やpush
などのバンドルコマンドにアクセスするには、kubeconfig
ファイルを使用する必要がありました。今回の更新により、この問題は解決され、kubeconfig
ファイルはバンドルコマンドにアクセスする必要がなくなりました。 - この更新の前は、TaskRun の削除中に親の PipelineRun が実行されていた場合、TaskRun が削除されていました。今回の更新により、この問題は解決され、親 PipelineRun が実行されていても TaskRuns は削除されなくなりました。
- この更新の前は、ユーザーがパイプラインコントローラーで許可されているよりも多くのオブジェクトを含むバンドルのビルドを試みた場合、Tekton CLI はエラーメッセージを表示しませんでした。今回の更新により、この問題は解決され、ユーザーがパイプラインコントローラーで許可されている制限を超える数のオブジェクトを含むバンドルを構築しようとすると、Tekton CLI にエラーメッセージが表示されるようになります。
-
この更新の前は、クラスターから namespace が削除されても、operator は
ClusterInterceptor ClusterRoleBinding
サブジェクトから namespace を削除しませんでした。今回の更新により、この問題は解決され、operator はClusterInterceptor ClusterRoleBinding
サブジェクトから namespace を削除するようになります。 -
この更新の前は、デフォルトの Red Hat OpenShift Pipelines Operator インストールで、
pipelines-scc-rolebinding security context constraint
(SCC) ロールバインディングリソースがクラスターに残りました。今回の更新により、デフォルトの Red Hat OpenShift Pipelines Operator インストールで、pipelines-scc-rolebinding security context constraint
(SCC) ロールバインディングリソースがクラスターから削除されるようになります。
-
この更新の前は、Pipelines as Code は Pipelines as Code
ConfigMap
オブジェクトから更新された値を取得しませんでした。今回の更新により、この問題は修正され、Pipelines as CodeConfigMap
オブジェクトが新しい変更を検索するようになります。 -
この更新の前は、Pipelines as Code コントローラーは
tekton.dev/pipeline
ラベルが更新されるのを待たずにcheckrun id
ラベルを追加して、競合状態を引き起こしていました。今回の更新により、Pipelines as Code コントローラーはtekton.dev/pipeline
ラベルが更新されるのを待ってからcheckrun id
ラベルを追加するようになりました。これは、競合状態の回避に役立ちます。 -
この更新の前は、git リポジトリーに
PipelineRun
がすでに存在する場合、tkn-pac create repo
コマンドはそれをオーバーライドしませんでした。今回の更新ではtkn-pac create
コマンドが修正され、git リポジトリーにPipelineRun
が存在する場合はそれをオーバーライドするようになり、問題は解決されました。 -
この更新の前は、
tkn pac describe
コマンドはすべてのメッセージの理由を表示しませんでした。今回の更新により、この問題は修正され、tkn pac describe
コマンドはすべてのメッセージの理由を表示するようになります。 -
この更新の前は、アノテーションのユーザーが
refs/head/rel-*
などの正規表現形式を使用して値を指定した場合、プルリクエストは失敗していました。ベースブランチにrefs/heads
がないため、プルリクエストは失敗していました。今回の更新では接頭辞が追加され、一致するかどうかもチェックされます。これで問題が解決し、プルリクエストが成功するようになります。
1.6.6. Red Hat OpenShift Pipelines General Availability 1.9.1 のリリースノート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
今回の更新により、Red Hat OpenShift Pipelines General Availability (GA) 1.9.1 が OpenShift Container Platform 4.11、4.12、および 4.13 で利用できるようになりました。
1.6.7. 修正された問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
-
この更新の前は、
tkn pac repo list
コマンドは Microsoft Windows で実行できませんでした。今回の更新で問題が修正され、Microsoft Windows でtkn pac repo list
コマンドを実行できるようになりました。 - この更新の前は、Pipelines as Code ウォッチャーは設定変更イベントをすべて受信するわけではありませんでした。今回の更新により、Pipelines as Code ウォッチャーが更新され、Pipelines as Code ウォッチャーが設定変更イベントを見逃さなくなりました。
-
この更新の前は、Pipelines as Code によって作成された
TaskRuns
やPipelineRuns
などの Pod は、クラスター内のユーザーによって公開されたカスタム証明書にアクセスできませんでした。今回の更新で問題が修正され、クラスター内でTaskRuns
またはPipelineRuns
Pod からカスタム証明書にアクセスできるようになりました。 -
この更新の前は、FIPS が有効になっているクラスターで、
Trigger
リソースで使用されるtekton-triggers-core-interceptors
コアインターセプターは、Pipelines Operator がバージョン 1.9 にアップグレードされた後に機能しませんでした。今回の更新で問題が解決されました。現在、OpenShift はすべてのコンポーネントに MInTLS 1.2 を使用しています。その結果、tekton-triggers-core-interceptors
コアインターセプターが TLS バージョン 1.2 に更新され、その機能は正確に実行されるようになりました。 この更新の前は、内部 OpenShift イメージレジストリーでパイプライン実行を使用する場合、パイプライン実行定義でイメージへの URL をハードコーディングする必要がありました。以下に例を示します。
... - name: IMAGE_NAME value: 'image-registry.openshift-image-registry.svc:5000/<test_namespace>/<test_pipelinerun>' ...
... - name: IMAGE_NAME value: 'image-registry.openshift-image-registry.svc:5000/<test_namespace>/<test_pipelinerun>' ...
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow Pipelines as Code のコンテキストでパイプライン実行を使用する場合、ハードコーディングされた値により、異なるクラスターおよび namespace でパイプライン実行定義をしようできませんでした。
今回の更新により、namespace とパイプライン実行名の値をハードコーディングする代わりに動的テンプレート変数を使用して、パイプライン実行定義を一般化できます。以下に例を示します。
... - name: IMAGE_NAME value: 'image-registry.openshift-image-registry.svc:5000/{{ target_namespace }}/$(context.pipelineRun.name)' ...
... - name: IMAGE_NAME value: 'image-registry.openshift-image-registry.svc:5000/{{ target_namespace }}/$(context.pipelineRun.name)' ...
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow - この更新の前は、Pipelines as Code は同じ GitHub トークンを使用して、デフォルトの GitHub ブランチの同じホストでのみ使用可能なリモートタスクを取得していました。今回の更新で問題が解決されました。Pipelines as Code は同じ GitHub トークンを使用して、任意の GitHub ブランチからリモートタスクを取得するようになりました。
1.6.8. 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Tekton Hub CR で使用される Hub API
ConfigMap
オブジェクト内のフィールドであるCATALOG_REFRESH_INTERVAL
の値が、ユーザーが指定したカスタム値で更新されません。回避策: なし。問題 SRVKP-2854 を確認してください。
1.6.9. 互換性を失わせる変更点 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 今回の更新で、OpenShift Container Platform のアップグレードを妨げる OLM のご設定の問題が発生しました。この問題は今後のリリースで修正される予定です。
1.6.10. Red Hat OpenShift Pipelines General Availability 1.9.2 のリリースノート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
今回の更新により、Red Hat OpenShift Pipelines General Availability (GA) 1.9.2 が OpenShift Container Platform 4.11、4.12、および 4.13 で利用できるようになりました。
1.6.11. 修正された問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- この更新前は、リリースの以前のバージョンで OLM の誤設定の問題が発生しており、OpenShift Container Platform のアップグレードが妨げられていました。今回の更新により、この誤設定の問題が修正されました。
1.6.12. Red Hat OpenShift Pipelines General Availability 1.9.3 のリリースノート リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
今回の更新により、Red Hat OpenShift Pipelines General Availability (GA) 1.9.3 が OpenShift Container Platform 4.11、4.12、4.13 に加え、4.10 でも利用できるようになりました。
1.6.13. 修正された問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 今回の更新により、大規模パイプラインのパフォーマンスの問題が修正されました。これにより、CPU 使用率は 61%、メモリー使用率は 44% 削減されました。
-
この更新前は、
when
式が原因でタスクが実行されない場合、パイプラインの実行は失敗していました。今回の更新により、パイプライン結果でスキップされたタスクの結果が検証されないようにすることで問題を修正しました。現在は、パイプラインの結果は出力されず、結果の欠落を原因とするパイプライン実行の失敗は発生しません。 -
今回の更新により、
pipelineref.bundle
をv1beta1
API のバンドルリゾルバーに変換する動作が修正されました。現在は変換機能により、変換後にkind
フィールドの値がPipeline
に設定されます。 -
この更新前は、OpenShift Pipelines Operator の問題により、ユーザーは
spec.pipeline.enable-api-fields
フィールドの値をbeta
に設定できませんでした。今回の更新でこの問題が修正されています。現在は、TektonConfig
カスタムリソースで値をalpha
、stable
、beta
に設定できます。 - この更新前は、Pipelines as Code はクラスターエラーが原因でシークレットを作成できなかった場合、GitHub チェック実行でパブリックな一時トークンが表示されていました。今回の更新でこの問題が修正されています。現在は、シークレットの作成に失敗しても、GitHub チェックインターフェイスにトークンは表示されません。
1.6.14. 既知の問題 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
- 現在、OpenShift Container Platform Web コンソールでのパイプライン実行の stop オプションに関する既知の問題があります。Actions ドロップダウンリストの stop オプションが期待どおりに機能せず、パイプラインの実行がキャンセルされません。
現在、カスタムリソース定義の変換の失敗が原因で発生する、OpenShift Pipelines バージョン 1.9.x へのアップグレードに関する既知の問題があります。
回避策: OpenShift Pipelines バージョン 1.9.x にアップグレードする前に、Red Hat カスタマーポータルの solution に記載されている手順を実行してください。