第4章 Repository カスタムリソースの使用


Repository カスタムリソース (CR) には、次の主要な機能があります。

  • URL からのイベントの処理について Pipelines as Code に通知します。
  • Pipeline 実行の namespace について Pipelines as Code に通知します。
  • Webhook メソッドを使用する場合、Git プロバイダープラットフォームに必要な API シークレット、ユーザー名、または API URL を参照します。
  • リポジトリーの最後のパイプライン実行ステータスを指定します。

4.1. Repository カスタムリソースの作成

tkn pac CLI または他の代替方法を使用して、ターゲット名前空間内に Repository カスタムリソース (CR) を作成できます。以下に例を示します。

cat <<EOF|kubectl create -n my-pipeline-ci -f- 1

apiVersion: "pipelinesascode.tekton.dev/v1alpha1"
kind: Repository
metadata:
  name: project-repository
spec:
  url: "https://github.com/<repository>/<project>"
EOF
1
my-pipeline-ci はターゲット namespace です。

https://github.com/<repository>/<project> などの URL からイベントが発生すると、Pipelines as Code はその URL とマッチさせ、<repository>/<project> リポジトリーのコンテンツのチェックアウトを開始し、パイプラインを実行して .tekton/ ディレクトリーのコンテンツとマッチさせます。

注記
  • ソースコードリポジトリーに関連付けられたパイプラインが実行されるのと同じ namespace に Repository CR を作成する必要があります。これは別の namespace をターゲットにすることはできません。
  • 複数の Repository CR が同じイベントと一致する場合、コードとしてのパイプラインは最も古い CR のみを処理します。特定の namespace と同じにする必要がある場合は、pipelinesascode.tekton.dev/target-namespace: "<mynamespace>" アノテーションを追加します。このような明示的なターゲティングにより、悪意のあるアクターがアクセス権のない namespace でパイプラインの実行を防ぎます。
Red Hat logoGithubRedditYoutubeTwitter

詳細情報

試用、購入および販売

コミュニティー

Red Hat ドキュメントについて

Red Hat をお使いのお客様が、信頼できるコンテンツが含まれている製品やサービスを活用することで、イノベーションを行い、目標を達成できるようにします。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

会社概要

Red Hat は、企業がコアとなるデータセンターからネットワークエッジに至るまで、各種プラットフォームや環境全体で作業を簡素化できるように、強化されたソリューションを提供しています。

© 2024 Red Hat, Inc.