第2章 メトリクスと Service Mesh
2.1. メトリクスの使用 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
モニタリングスタックコンポーネントは、すべての OpenShift Container Platform インストールにデフォルトでデプロイされ、Cluster Monitoring Operator (CMO) により管理されます。これらのコンポーネントには、Prometheus、Alertmanager、Thanos Querier などが含まれます。CMO は、プラットフォーム Prometheus インスタンスから Red Hat にデータのサブセットを送信してクラスターの Remote Health Monitoring を容易にする Telemeter クライアントも導入します。
アプリケーションをメッシュに追加すると、CPU とメモリーの使用状況、ネットワーク接続、その他のリソースの使用状況に関するメトリクスとカスタマイズされたアラートを使用して、OpenShift Container Platform で実行しているアプリケーションのクラスター内の健全性とパフォーマンスを監視できます。
2.1.1. Service Mesh を使用した OpenShift モニタリングの設定 リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Red Hat OpenShift Service Mesh をユーザーワークロード監視と統合することで、サービスメッシュの可観測性を実現できます。ユーザーワークロード監視は、重要な組み込みツールにアクセスでき、Istio 専用コンソールである Kiali を実行するために必要です。
前提条件
- Red Hat OpenShift Service Mesh がインストールされている。
- ユーザーのワークロードの監視が有効になっている。ユーザー定義プロジェクトのモニタリングの有効化 を参照してください。
手順
servicemonitor.yml
という名前の YAML ファイルを作成して、Istio コントロールプレーンを監視します。ServiceMonitor
オブジェクトの例Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、YAML ファイルを適用します。
oc apply -f servicemonitor.yml
$ oc apply -f servicemonitor.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow podmonitor.yml
という名前の YAML ファイルを作成し、Istio プロキシーからメトリクスを収集します。PodMonitor
オブジェクトの例Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 以下のコマンドを実行して、YAML ファイルを適用します。
oc apply -f podmonitor.yml
$ oc apply -f podmonitor.yml
Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow OpenShift コンソールで Observe
Metrics に移動し、クエリー istio_requests_total
を実行します。注記Metrics の実装では、クエリーが結果を返すまでに数分かかる場合があります。