1.4. Istio 更新プロセスについて


OpenShift Service Mesh Operator を更新した後、Istio コントロールプレーンを最新のサポート対象バージョンに更新します。Istio リソース設定によって、手動アクションが必要なステップと自動的に処理されるステップなど、コントロールプレーンのアップグレード実行方法が決まります。

Istio リソース設定には、アップグレードプロセスに関連する次のフィールドが含まれます。

spec.version
インストールする Istio のバージョンを指定します。vX.Y.Z 形式を使用します。この場合の X.Y.Z は、目的の Istio リリースです。たとえば、Istio 1.24.4 をインストールする場合は、このフィールドを v1.24.4 に設定します。または、値を vX.Y-latest などのエイリアスに設定すると、指定されたマイナーリリースでサポートされている最新のパッチバージョンが自動的にインストールされます。
spec.updateStrategy
Istio コントロールプレーンの更新ストラテジーを定義します。使用可能な更新ストラテジーは InPlaceRevisionBased です。
注記

自動パッチアップグレードを有効にするには、Operator の承認ストラテジーを Automatic に設定します。Operator が新しいパッチリリースを検出し、version フィールドで vX.Y-latest エイリアスが使用されている場合、設定されている updateStrategy タイプに基づきコントロールプレーンが更新されます。

1.4.1. Istio コントロールプレーンの更新ストラテジーについて

更新ストラテジーにより、更新プロセスの実行方法が変わります。Istio リソース設定の spec.updateStrategy フィールドにより、OpenShift Service Mesh Operator が Istio コントロールプレーンを更新する方法が決まります。Operator は、spec.version フィールドの変更を検出するか、設定された vX.Y-latest エイリアスを持つ新しいマイナーリリースを識別すると、アップグレード手順を開始します。メッシュごとに、次の 2 つのストラテジーのいずれかを選択します。

  • InPlace
  • RevisionBased

InPlace は、OpenShift Service Mesh を更新するためのデフォルトのストラテジーです。

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