2.7. トラブルシューティング
2.7.1. LDAP 接続のテスト
IdM サーバーに対してテストクエリーをリモートで実行するには、ldapsearch を使用します。クエリーが成功した場合には、ネットワーク接続が機能しており、IdM サービスが稼働中であることを確認できます。以下の例では、テストクエリーはサーバーidm.lab.local のポート 636 に対して実行されます。
# ldapsearch -D "cn=directory manager" -H ldaps://idm.lab.local:636 -b "dc=lab,dc=local" -s sub "(objectclass=*)" -w RedactedComplexPassword
注記
ldapsearch は、openldap-clients パッケージに含まれています。このパッケージは、# yum install openldap-clients
のコマンドを実行するとインストールすることができます。
2.7.2. ポートアクセスのテスト
nc を使用して、LDAPS ポート (636) がリモートでアクセス可能であることを確認します。この例では、サーバー idm.lab.local に対してプローブを実行します。ctrl-c を押してプロンプトを終了します。
# nc -v idm.lab.local 636 Ncat: Version 6.40 ( http://nmap.org/ncat ) Ncat: Connected to 192.168.200.10:636. ^C
接続を確立できなかった場合には、ファイアウォールの設定に問題がある可能性があります。