第3章 リリースの情報


本リリースノートには主に、今回リリースされた Red Hat OpenStack Platform のデプロイメント時に考慮すべきテクノロジープレビューの項目、推奨事項、既知の問題、非推奨となった機能について記載します。

Red Hat OpenStack Platform の本リリースのサポートライフサイクル中にリリースされる更新について情報は、各更新に対応したアドバイザリーの説明に記載されます。

3.1. Red Hat OpenStack Platform 14 GA

本リリースノートには主に、今回リリースされた Red Hat OpenStack Platform のデプロイメント時に考慮すべきテクノロジープレビューの項目、推奨事項、既知の問題、非推奨となった機能について記載します。

3.1.1. 機能拡張

Red Hat OpenStack Platform の今回のリリースでは、以下の機能拡張が提供されています。

BZ#1241017

今回の更新で、「openstack port list」コマンドの出力にホスト名およびネットワーク名が追加されました。
追加の情報により、Neutron ポートおよび IP アドレスと特定のホストを容易に関連付けられるようになりました。
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BZ#1402584

今回の更新で、libvirt コンピュートドライバーが信頼済み SR-IOV Virtual Function を持つインスタンスの作成を許可するようになりました。信頼済みの場合、ゲストの VF の MAC アドレスを変更するなど特定の操作を実施することができます。

インターフェースをボンディングするためには、すべてのスレーブで同じ MAC アドレスが使用されている必要があります。一方、フェイルオーバー時には VF の 1 つで MAC アドレスの変更が必要になります。MAC アドレスの変更は権限を必要とする操作なので、ゲストでボンディングを正しく設定するためには、該当する VF は信頼済みでなければなりません。

管理者は VF を信頼済みモードに設定できるようになりました。設定するには次の 2 つのステップを実施する必要があります。まず、nova.conf の「[pci] passthrough_whitelist」JSON 設定オプションの「trusted」の値を「true」に設定する必要があります。以下に例を示します。

    [pci]
    passthrough_whitelist = {"devname": "eth0", "trusted": "true",
                             "physical_network":"sriovnet1"}

次に、ポートの作成時にバインディングプロファイルを「trusted=true」に設定する必要があります。以下に例を示します。

    $ neutron port-create <net-id> \
        --name sriov_port \
        --vnic-type direct \
        --binding:profile type=dict trusted=true

信頼済みモードは SR-IOV VF にしか適用されないので、「vnic-type」は「hw_veb」または「direct」のどちらかに設定しなければなりません。
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BZ#1410195

Heat テンプレートに「CephClusterName」パラメーターが含まれるようになりました。このパラメーターにより Ceph クラスター名をカスタマイズすることができます。外部の Ceph クラスターまたは Ceph RBDMirror を使用する場合に、この操作を実施しなければならない場合があります。
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BZ#1462048

今回の更新で、アプリケーションの認証情報を作成して、アプリケーションの keystone に対する認証を許可できるようになりました。

https://docs.openstack.org/keystone/latest/user/application_credentials.html を参照してください。
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BZ#1469073

機能:
nova-scheduler への重み付け関数 CPUWeigher の追加

理由:
CPUWeigher により、オペレーターは仮想 CPU をスタックするか分散するかのポリシーを設定することができます。

結果:
オペレーターは CPUWeigher を有効にしてスタックする (まず、1 つのノードの仮想 CPU をすべて使用する) または分散する (すべてのホストからほぼ同数の仮想 CPU を使用する) ポリシーを設定することができます。
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BZ#1512941

今回の更新で、パケット破棄の削減用に、チューニング可能なオプションが新たに 2 つサポートされるようになりました。

強固なパーティション設定が使用されていても (isolcpus、tuned)、仮想 CPU (vCPU) がハイパーバイザーカーネルスレッドにより占有される場合があります。占有は頻繁ではなく 1 秒あたり数回ですが、virtio キュー 1 つあたりの記述子が 256 であれば、1 回の仮想 CPU 占有が発生しただけでパケットの破棄につながります (占有されている間 256 のスロットが埋まるため)。キュー 1 つあたりのパケットレートが 1 Mpps (1 秒あたり 100 万パケット) を超えているネットワーク機能仮想化 (NFV) の仮想マシンがこのケースです。

今回の更新で、2 つの新しいチューニング可能なオプション (「rx_queue_size」および「tx_queue_size」) がサポートされるようになりました。これらのオプションを使用して virtio NIC の受信キューサイズおよび送信キューサイズを設定し、パケットの破棄を削減します。
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BZ#1521176

Nova がインスタンスを作成/起動/削除した正確な時間を追跡するために、インスタンスリソースに 3 つの新たな属性 (launched_at、deleted_at、および created_at) が追加されました。
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BZ#1523328

OpenStack director が、オーバークラウドノードのソフトウェア設定に Ansible を使用するようになりました。Ansible によりオーバークラウドのデプロイメントが分りやすく、またデバッグがより簡単になります。Ansible を使用することで、heat とオーバークラウドノード上の heat エージェント (os-collect-config) 間の通信およびソフトウェア設定デプロイメントデータの移動が置き換えられます。

各オーバークラウドノード上で os-collect-config を動作させ heat からデプロイメントデータをポーリングするのに代わって、Ansible のコントロールノードが Ansible インベントリーファイルおよび Playbook とタスクのセットと共に ansible-playbook を実行し、設定を適用します。Ansible のコントロールノード (ansible-playbook を実行するノード) は、デフォルトではアンダークラウドです。
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BZ#1547708

OpenStack Sahara が Cloudera Distribution Hadoop (CDH) プラグイン 5.13 をサポートするようになりました。
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BZ#1547710

今回の更新で、OpenStack Sahara に s3 互換オブジェクトストアのサポートが追加されました。
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BZ#1547954

今回のリリースで、Nova の libvirt ドライバーは、CPU モデルの設定時に CPU 機能のフラグをより細かく指定できるようになりました。

「Meltdown」CVE の修正を適用した後に、特定の Intel ベースの仮想 CPU モデルで実行しているゲストのパフォーマンスが低下していました。今回の変更の利点の 1 つは、このパフォーマンス低下が軽減されることです。ゲストのパフォーマンスに対する影響は、CPU 機能フラグ「PCID」(Process-Context ID) を *ゲスト* CPU に公開することによって軽減されます。これは、物理ハードウェア自体で PCID フラグが利用可能であることを前提とします。

使用方法についての詳しい情報は、「nova.conf」の「[libvirt]/cpu_model_extra_flag」の説明を参照してください。
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BZ#1562171

今回の更新では、「neutron」ネットワークインターフェースを使用したマルチテナントベアメタルネットワーク設定が導入されています。

「neutron」ネットワークインターフェースを使用してベアメタルノードを設定すると、ベアメタルノードでのプロビジョニングとテナントトラフィック用に、独立した VLAN ネットワークを使用することができます。
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BZ#1639759

QDR をサポートするために、新たな TripleO heat テンプレートが追加されています。
metrics_qdr サービスを有効にするとすべてのオーバークラウドノードに QDR サービスがデプロイされ、各オーバークラウドノード上で動作する collectd サービスからのメトリックデータをルーティングするのに使用されます。

該当する heat テンプレートのパラメーターを以下に示します。

MetricsQdrPort:
   default: '5666'
   description: Service name or port number on which the qdrouterd will accept connections. This argument must be string, even if the numeric form is used.
   type: string
 MetricsQdrUsername:
   default: 'guest'
   description: Username which should be used to authenticate to the deployed qdrouterd.
   type: string
 MetricsQdrPassword:
   default: 'guest'
   description: Password which should be used to authenticate to the deployed qdrouterd.
   type: string
   hidden: true
 MetricsQdrConnectors:
   default: []
   description: Connectors configuration (array of hashes).
   type: json
 MetricsQdrAddresses:
   default:
     - prefix: 'collectd/notify'
       distribution: multicast
     - prefix: 'collectd/telemetry'
       distribution: multicast
   description: Addresses configuration (array of hashes).
   type: json
 MetricsQdrUseSSL:
   default: false
   description: Set to true if it is required to use SSL or TLS on the connection for listener.
   type: boolean
 MetricsQdrUseEncryption:
   default: false
   description: Set to true if it is required to encrypt connection to the peer for listener.
   type: boolean
 MetricsQdrSaslMechanisms:
   default: 'ANONYMOUS'
   description: List of accepted SASL auth mechanisms for listener in format of comma separated list.
   type: string
 MetricsQdrSslCertDb:
   default: ''
   description: Path to SSL certificate db for listener.
   type: string
 MetricsQdrSslCertFile:
   default: ''
   description: Path to SSL certificate file for listener.
   type: string
 MetricsQdrSslKeyFile:
   default: ''
   description: Path to SSL private key file for listener.
   type: string
 MetricsQdrSslPwFile:
   default: ''
   description: Path to SSL password file for certificate key for listener.
   type: string
 MetricsQdrSslPassword:
   default: ''
   description: SSL password to be supplied for listener.
   type: string
 MetricsQdrTrustedCerts:
   default: ''
   description: Path to file containing trusted certificates for listener.
   type: string
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BZ#1654123

Red Hat OpenStack Platform 14 が IBM POWER9 CPU 上でサポートされるようになりました。このサポートは「rhosp-director-images-ppc64lep9」および「rhosp-director-images-ipa-ppc64lep9」パッケージにより提供されます。
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3.1.2. テクノロジープレビュー

本項に記載する項目は、テクノロジープレビューとして提供しています。テクノロジープレビューの適用範囲のステータスに関する詳細情報およびそれに伴うサポートへの影響については、「テクノロジプレビュー機能のサポート範囲」を参照してください。

BZ#1033180

本リリースでは、テクノロジープレビューとして、cinder および nova の両方において、ボリュームを同時に複数のホストまたはサーバーに読み取り/書き込み (RW) モードでアタッチする機能が追加されています (この機能がバックエンドドライバーでサポートされる場合)。この機能は、一般的にアクティブ/アクティブまたはアクティブ/スタンバイのシナリオが求められる、クラスター化したアプリケーション負荷のユースケースに対応したものです。
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BZ#1550668

この機能により、VXLAN IP ヘッダーでカプセル化されたテナントからの DSCP マーキングに基づき、テナントトラフィックを転送することができます。この機能は OSP14 ではテクノロジープレビューです。
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BZ#1614282

先にインスタンスを移行せずにコンピュートノードがリブートした場合に、コンピュートノード上のインスタンスが自動的に再起動するように設定できるようになりました。Nova および libvirt-guests エージェントを設定して、インスタンスを安全にシャットダウンし、コンピュートノードのリブート時にインスタンスを起動することができます。

新たなパラメーター:
NovaResumeGuestsStateOnHostBoot (True/False)
NovaResumeGuestsShutdownTimeout (デフォルト: 300 秒)
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3.1.3. リリースノート

本項では、Red Hat OpenStack Platform の注目すべき変更点や推奨プラクティスなど、今回のリリースに関する重要な情報を記載しています。お使いのデプロイメントに最大限の効果をもたらすために、以下の情報を考慮する必要があります。

BZ#1601613

コンテナー化された Ironic サービスに対応するために、「--http-boot」のデフォルト値が「/httpboot」から「/var/lib/ironic/httpboot」に変更されました。
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BZ#1614810

今回の更新で、コンテナー化されたサービスのログローテーションに、デフォルトで logrotate の copytruncate が使用されるようになりました。古いログを保管するデフォルトの期間に変更はありません (14 日間)。
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BZ#1640095

これまでテクノロジープレビューとして含まれていた OpenStack Rally が、本リリースから削除されました。
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BZ#1649679

web-download 機能を使用する場合に、ステージングエリア (「node_staging_uri」オプションを使用して設定ファイルで定義する) が正しく消去されません。glance-api.conf ファイルの「glance_store」セクションで、「file」が「stores」設定オプションの一部であることを確認してください。
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BZ#1654405

イメージ変換機能を使用する場合には、glance-api.conf ファイルの「glance_store」セクションで、「file」が「stores」設定オプションの一部であることを確認してください。
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BZ#1654408

glance イメージを変換する場合、デフォルトでは glance-direct メソッドは有効になっていません。この機能を有効にするには、glance-api.conf の DEFAULT セクションで、「enabled_import_methods」を「[glance-direct,web-download]」または「[glance-direct]」に設定してください。
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BZ#1654413

Red Hat OpenStack Platform 14 の新規インストールの場合、デフォルトでは Glance イメージ変換は有効になっていません。この機能を使用するには、glance-image-import.conf ファイルを編集します。
image_import_opts セクションに、以下の行を追加してください。
image_import_plugins = ['image_conversion']
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BZ#1662042

テナントまたはプロバイダーネットワークに関して、OpenDaylight は IPv6 をサポートしません。したがって、IPv4 だけを使用してください。IPv4 ネットワークと共に IPv6 ネットワークが使用されていると、Floating IP に関する問題が生じる場合があります。
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3.1.4. 既知の問題

現時点における Red Hat OpenStack Platform の既知の問題は以下のとおりです。

BZ#1516911

OvsDpdkMemoryChannels パラメーターは、DPDK パラメーター抽出ワークフローを使用して抽出することができません。デフォルトでは、値は 4 に設定されています。お使いのハードウェアに合わせて、この値をカスタム環境ファイルで変更することができます。
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BZ#1579052

小規模な Nova フレーバーを使用するように Octavia が設定されている場合、Amphorae (Nova インスタンス) は正常に作成されますがロードバランサーが約 25 分間 PENDING の状態から遷移しない場合があります。本来であれば、ロードバランサーがエラー状態に遷移して Amphorae は削除されなければなりません。

小規模な Nova フレーバーの場合の回避策としては、[haproxy_amphora] セクションの Octavia 設定「connection_max_retries」、「connection_retry_interval」、「build_active_retries」、および「build_retry_interval」をより実稼働に適した値に変更する方法があります。これにより、小規模な Nova フレーバーの場合に、ロードバランサーが PENDING から ERROR 状態により迅速に遷移します。
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BZ#1630480

Openstack rc ファイル生成のワークフロートリガーは python-tripleoclient にハードコーディングされています。
その結果、OpenStack 固有のワークフローは director が OpenShift をデプロイした後にトリガーされます。OpenStack 固有の URL が、stdout および作成される OpenStack rc ファイルに表示されます。
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BZ#1639495

Fernet トークンのローテーションに関して、鍵がオーバークラウドに自動的にデプロイされないという既知の問題があります。ワークフロータスク「tripleo.fernet_keys.v1.rotate_fernet_keys」により鍵は生成されますが、それらが正しくオーバークラウドにプッシュされません。この問題は今後のリリースで対応する計画です。この更新の前にローテーションを実施する場合には、以下の回避策のいずれかに従ってください。
* ローテーションを実施する前に、オーバークラウドノード上で os-collect-config を実行する。os-collect-config が不要であれば、その後停止することができます。
* すべてのオーバークラウドノードで os-collect-config を有効にする。修正が適用された更新がリリースされたら、os-collect-config を無効にすることができます。
注記: 更新がリリースされる前に鍵をローテーションする必要がなければ、特にアクションは必要ありません。
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BZ#1640021

/var/lib/gnocchi/ ディレクトリーへのアクセス権限が原因で、Gnocchi ファイルバックエンドを設定したオーバークラウドのデプロイに失敗する場合があります。

回避策: オーバークラウドをデプロイする前に、以下のように openstack/tripleo-heat-templates/docker/services/gnocchi-api.yaml ファイルでディレクトリーへのアクセス権限を設定する。

            - path:
                list_join:
                  - "/"
                  - - {get_param: GnocchiFileBasePath}
                    - "tmp"
              owner: gnocchi:gnocchi
              perm: '0600'
              recurse: true
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BZ#1640382

director によりデプロイされた OpenShift 環境では、GlusterFS Playbook が実行されるたびに新しい heketi 秘密鍵が自動生成されます。
このため、CNS デプロイメントのスケールアウトまたは設定変更などの操作に失敗します。

回避策としては、以下の手順を実行する方法があります。
1. デプロイメント後に、heketi 秘密鍵を回収する。マスターノードのいずれかで、以下のコマンドを使用します。
sudo oc get secret heketi-storage-admin-secret --namespace glusterfs -o json | jq -r .data.key | base64 -d
2. 環境ファイルで、以下のパラメーターをその値に設定する。
  openshift_storage_glusterfs_heketi_admin_key
  openshift_storage_glusterfs_registry_heketi_admin_key

この回避策の結果、パラメーターが手動で抽出される限り、CNS デプロイメントのスケールアウトまたは設定変更などの操作が正常に機能します。
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BZ#1640804

3 つのコントローラーノードをすべて再起動すると、オーバークラウドのテナントインスタンスを起動できない場合があります。「DuplicateMessageError」のメッセージがオーバークラウドログに記録されます。
回避策としては、オーバークラウドコントローラーのいずれかで、以下のコマンドを実行する方法があります。
pcs resource restart rabbitmq-bundle
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BZ#1643657

インフラノード上のルーターへのプロキシリクエストのために、director はマスターノード上で実行中の HAProxy インスタンスのポート 443 をセットアップします。OpenShift API をバインドするために、OpenShift のマスターノードのポート 443 を使用することはできません。director によりデプロイされた OpenShift 環境では、OpenShift API をポート 443 に設定することはできません。
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BZ#1644889

director の提供する overcloud-full イメージが原因で、OpenShift リポジトリーにより提供される python-setuptools との間で RPM 競合が生じます。デプロイメント後に OpenShift ノードで実施する yum update は、依存関係の不整合により常に失敗します。

この問題を修正するには、アンダークラウドで以下のコマンドを実行します。
source ~/stackrc
tripleo-ansible-inventory --stack openshift --static-yaml-inventory
/home/stack/openshift_inventory.yaml
export ANSIBLE_HOST_KEY_CHECKING=False
ansible -i openshift_inventory.yaml -m shell -b -a 'rpm -e --nodeps python-setuptools-0.9.8-7.el7.noarch; yum -y install python-setuptools' overcloud

このコマンドにより、overcloud-full イメージの提供する python-setuptools が OpenShift リポジトリーにより提供されるバージョンに置き換えられます。これ以降の yum update は正常に機能します。
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BZ#1646707

一部の OVS バージョンでは、「updelay」および「downdelay」ボンディング設定が無視され、常にデフォルト設定が使用されます。
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BZ#1647005

nova-compute ironic ドライバーは、BM ノードのクリーンアップ中にノードの更新を試みます。クリーンアップには約 5 分間かかりますが、nova-compute は約 2 分間ノードの更新を試みます。タイムアウト後、nova-compute は停止し nova インスタンスを ERROR 状態に切り替えます。

回避策としては、nova-compute サービスで以下の設定オプションを定義する方法があります。
[ironic]
api_max_retries = 180

この結果、nova-compute はより長時間 BM ノードの更新を試み続け、最終的には正常に完了します。
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BZ#1652444

containers-prepare-parameter.yaml ファイルの「neutron_driver」パラメーターの値は「null」です。これにより、OpenDaylight デプロイメントのオーバークラウドのマイナーアップデートに失敗する場合があります。

回避策: オーバークラウドを更新する前に、「neutron_driver」パラメーターの値を「odl」に設定します。
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BZ#1653348

director によりデプロイされた OpenShift 環境に追加の OpenShift マスターノードがある場合には、「The field 'vars' has an invalid value, which includes an undefined variable. The error was: 'openshift_master_etcd_urls' is undefined…」のようなメッセージと共にスケールアウトに失敗します。
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BZ#1653466

CNS が有効な director によりデプロイされた OpenShift 環境に追加のインフラノードがある場合には、「fatal: [openshift-master-2]: FAILED! => {"changed": false, "msg": "Error mounting /tmp/openshift-glusterfs-registry-c8qImT: Mount failed.」のようなメッセージと共にスケールアウトに失敗します。
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BZ#1659183

director と openshift-ansible とでは、イメージタグに対する考え方が異なります。たとえば、リモートコンテナーイメージをローカルにインポートする場合、director は、イメージメタデータの「バージョン」および「リリース」ラベルを元に、全般タグをイメージを一意に識別するタグに変換します。一方 Openshift-ansible は、すべての openshift イメージタグについて固有の「openshift_image_tag」変数に依存しているので、イメージのタグを個別に識別することができません。リモートコンテナーイメージレジストリーのフローティング v3.11 タグがポイントするイメージで、メタデータの「リリース」または「バージョン」ラベルが異なる場合には、director を使用した OCP のデプロイメントに失敗します。

OpenShift をデプロイする前にアンダークラウドからラベルの異なるイメージをインポートし、すべての openshift イメージについて同一のタグを設定します。

  skopeo --tls-verify=false copy docker://registry.access.redhat.com/openshift3/prometheus:v3.11.51-1 docker://192.168.24.1:8787/openshift3/prometheus:v3.11.51-2

director からの OpenShift デプロイメントは、イメージを失うことなく正常に完了します。
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BZ#1660066

director によりデプロイされた OpenShift 環境では、director がトリガーとなり Red Hat Enterprise Linux OS および OpenShift Container Platform が更新されることはありません。director によりデプロイされた OpenShift 環境をマイナーアップデートすることはできません。
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BZ#1660475

config-download によりオーバークラウドの Playbook を生成した後に、--check パラメーターを指定して ansible-playbook を実行すると、正常に動作しません。ftype の stdout 未定義に起因するエラーが発生します。この問題は、次のバージョンで修正される計画です。
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BZ#1664165

Ansible の既知の問題 (https://github.com/ansible/ansible/issues/24449) により、/etc/ssh/ssh_known_hosts に加えた変更が、コンピュートホスト追加後に環境内の既存の nova_compute および nova_libvirt コンテナーに反映されません。

したがって、元のホストが必要な SSH 公開鍵を持たないため、新たに追加したコンピュートホストを使用したライブマイグレーション、コールドマイグレーション、およびインスタンスのサイズ変更操作に失敗します。

回避策:
すべての nova_compute および nova_libvirt コンテナーを再起動することで、/etc/ssh/ssh_known_hosts に対する更新が正しく書き込まれます。

詳細な手順は、以下に示す KCS の記事に記載されています。

[OSP14] After successful scale out, live/cold migration and resize fails to the new added compute with 'Host key verification failed'
https://access.redhat.com/solutions/3792021
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BZ#1664698

昨今の変更で、NUMA トポロジーを持つインスタンスのメモリー割り当てにページサイズが考慮されるようになりました。この変更で、NUMA トポロジーを持つインスタンスのメモリーをオーバーサブスクライブできなくなりました。

従来、オーバーサブスクリプションが使えないのはヒュージページを持つインスタンスだけでしたが、現在は NUMA トポロジーを持つすべてのインスタンスで、メモリーのオーバーサブスクリプションが無効になっています。この変更は、明示的な NUMA トポロジーを持つインスタンスおよび暗示的な NUMA トポロジーを持つインスタンスに影響を及ぼします。ヒュージページまたは CPU ピニングにより、インスタンスが暗示的な NUMA トポロジーを持つ場合があります。

可能であれば、明示的な NUMA トポロジーの使用は避けてください。CPU ピニングが必要な場合に、暗示的な NUMA トポロジーが生じてしまいます。これに対する回避策はありません。
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3.1.5. 非推奨の機能

本項に記載する項目は、サポートが提供されなくなったか、今後のリリースではサポートが提供されない予定の機能です。

BZ#1668219

OpenDaylight は OSP 13 で初めて導入され、OSP 14 では非推奨となっています。

OpenDaylight と OpenStack を組み合わせたソリューションでは、新たな機能拡張のリクエストは受け付けられなくなりました。OpenDaylight が組み込まれた Red Hat ソリューションが必要なお客様は、代替のシステムをお探しください。

OSP 14 の非推奨化サイクル期間中、OpenDaylight のサポートは継続されバグ修正のリクエストは受け付けられますが、OSP 13 のライフサイクル終了の時点で、サポートは完全に廃止される予定です (2021 年 6 月 27 日)。
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