第4章 テクニカルノート


本章には、コンテンツ配信ネットワークからリリースされる Red Hat OpenStack Platform「Rocky」のエラータアドバイザリーの補足情報を記載します。

4.1. RHEA-2019:0045: OpenStack director のバグ修正アドバイザリー

本項に記載するバグは、アドバイザリー RHEA-2019:0045 で対応しています。このアドバイザリーについての詳しい情報は、「RHEA-2019:0045 - Product Enhancement Advisory」を参照してください。

ansible-role-redhat-subscription

以前のリリースでは、Satele URL がロールに正しく設定されていませんでした。このためシステムは Satellite サーバーのバージョンを取得できず、登録に失敗していました。今回の修正で、デフォルトで rhsm_baseurl パラメーターから rhsm_satellite_url の値を取得し、URL を登録タスクに渡して強制的に登録する機能が追加されました。さらに、登録証のエラーを無視するオプションが追加されました。必要に応じて、デフォルト値の上書きやオプションの設定が可能です。
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distribution

これまでテクノロジープレビューとして含まれていた OpenStack Rally が、本リリースから削除されました。
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openstack-aodh

今回の更新で、aodh サービスがイベントタイプの入力クエリーを検証するようになりました。
今回の更新以前は、入力クエリーは検証されていませんでした。無効な入力クエリーのために、警告の発行に失敗する場合がありました。
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openstack-ceilometer

Nova がインスタンスを作成/起動/削除した正確な時間を追跡するために、インスタンスリソースに 3 つの新たな属性 (launched_at、deleted_at、および created_at) が追加されました。
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OpenStack Metrics サービス (Ceilometer) が、Monitoring サービス (Gnocchi) で計測されないメトリックを作成していました。今回の修正で、不必要なメトリックが削除されました。Ceilometer は、Gnocchi で計測されるメトリックだけを作成するようになりました。
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openstack-cinder

本リリースでは、テクノロジープレビューとして、cinder および nova の両方において、ボリュームを同時に複数のホストまたはサーバーに読み取り/書き込み (RW) モードでアタッチする機能が追加されています (この機能がバックエンドドライバーでサポートされる場合)。この機能は、一般的にアクティブ/アクティブまたはアクティブ/スタンバイのシナリオが求められる、クラスター化したアプリケーション負荷のユースケースに対応したものです。
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今回の機能拡張により、ボリュームが同じ Ceph クラスター内にある場合に、Cinder バックエンド間の RBD ボリュームの移行が最適化されるようになりました。両方のボリュームが同じ Ceph クラスターにある場合には、データ移行が cinder-volume プロセスではなく Ceph 自体で実施されます。これにより、移行に要する時間が短縮されます。
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openstack-ironic

OpenStack Bare Metal サービス (Ironic) から BMC/IPMI ハードウェアに送信されるコマンドの中には、ハードウェアドライバーのエラーにより正常に機能しないものがありました。このため、ベアメタルノードの起動が妨げられていました。今回の修正で ipmi_disable_boot_timeout ハードウェアドライバーオプションが追加され、これらのコマンドが Ironic から IPMI ハードウェアに送信されなくなりました。
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今回の更新で、Dell EMC PowerEdge 13 および 14 世代サーバーに対する UEFI 永続ブートモードサポートの問題が修正されています。これらのサーバーは、どちらの永続ブートモード (BIOS および UEFI) であっても、デプロイしたオペレーティングシステムに正常に起動するようになりました。
この修正は、ironic.drivers.modules.drac.management の ironic integrated Dell Remote Access Controller (iDRAC) 管理ハードウェア実装 (「idrac」) 機能により管理されるサーバーに適用されます。

PowerEdge 12 世代以前のサーバーについてはバグは解決されていませんが、BIOS ブートモードは引き続きサポートされます。

今回の更新以前は、サーバーのブートモードが BIOS に設定されている場合にしか、それ以降のリブートでブートデバイスが維持されませんでした。
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今回の更新では、「neutron」ネットワークインターフェースを使用したマルチテナントベアメタルネットワーク設定が導入されています。

「neutron」ネットワークインターフェースを使用してベアメタルノードを設定すると、ベアメタルノードでのプロビジョニングとテナントトラフィック用に、独立した VLAN ネットワークを使用することができます。
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本リリース以前は、ironic-conductor ハッシュリングコードに競合状態が存在していました。動作中ハッシュリングを None に設定することはできますが、これにより内部サーバーエラー「'NoneType' object has no attribute '__getitem__'」が発生していました。本リリースでは競合状態が修正され、ironic API 操作がエラー「'NoneType' object has no attribute '__getitem__'」で失敗することはなくなりました。
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openstack-keystone

今回の更新で、アプリケーションの認証情報を作成して、アプリケーションの keystone に対する認証を許可できるようになりました。

https://docs.openstack.org/keystone/latest/user/application_credentials.html を参照してください。
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openstack-manila-ui

Manilla 用の OpenStack Dashboard (Horizon) プラグインは、プロジェクトクォータ情報を取得できませんでした。そのため、共有ファイルシステムのダッシュボードでファイル共有を作成できず、またレンダリングの問題が生じていました。今回の修正でクォータ情報取得の操作が想定どおりに機能するようになり、共有ファイルシステムを表示してダッシュボードでファイル共有を作成できるようになりました。
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openstack-neutron

linuxbridge ml2 ドライバーを使用している場合、権限のないテナントが IP アドレスを指定せずにポートを作成してそれをアタッチすることができるので、IP アドレスの検証が省略されてしまいます。その後、許可された割り当てプール以外から既存のゲストまたはルーターと競合する IP アドレスが割り当てられると、サービス拒否が発生する可能性があります。
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openstack-nova

今回の更新で、パケット破棄の削減用に、チューニング可能なオプションが新たに 2 つサポートされるようになりました。

強固なパーティション設定が使用されていても (isolcpus、tuned)、仮想 CPU (vCPU) がハイパーバイザーカーネルスレッドにより占有される場合があります。占有は頻繁ではなく 1 秒あたり数回ですが、virtio キュー 1 つあたりの記述子が 256 であれば、1 回の仮想 CPU 占有が発生しただけでパケットの破棄につながります (占有されている間 256 のスロットが埋まるため)。キュー 1 つあたりのパケットレートが 1 Mpps (1 秒あたり 100 万パケット) を超えているネットワーク機能仮想化 (NFV) の仮想マシンがこのケースです。

今回の更新で、2 つの新しいチューニング可能なオプション (「rx_queue_size」および「tx_queue_size」) がサポートされるようになりました。これらのオプションを使用して virtio NIC の受信キューサイズおよび送信キューサイズを設定し、パケットの破棄を削減します。
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Nova の libvirt ドライバーは、ゲスト CPU モデルの設定時に CPU 機能のフラグをより細かく指定できるようになりました。

たとえば、「Meltdown」CVE の修正を適用した後に特定の Intel ベースの仮想 CPU モデルを実行することで生じるゲストパフォーマンスの低下を、この機能により軽減することができます。ゲストのパフォーマンスに対する影響は、CPU 機能フラグ「PCID」(Process-Context ID) をゲスト CPU に公開することによって軽減されます。これは、物理ハードウェア自体で PCID フラグが利用可能であることを前提とします。

CPU フラグのより細かな指定方法についての詳しい情報は、nova.conf の [libvirt]/cpu_model_extra_flags の説明を参照してください。
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今回の更新で、libvirt コンピュートドライバーが信頼済み SR-IOV Virtual Function を持つインスタンスの作成を許可するようになりました。信頼済みの場合、ゲストの VF の MAC アドレスを変更するなど特定の操作を実施することができます。

インターフェースをボンディングするためには、すべてのスレーブで同じ MAC アドレスが使用されている必要があります。一方、フェイルオーバー時には VF の 1 つで MAC アドレスの変更が必要になります。MAC アドレスの変更は権限を必要とする操作なので、ゲストでボンディングを正しく設定するためには、該当する VF は信頼済みでなければなりません。

管理者は VF を信頼済みモードに設定できるようになりました。設定するには次の 2 つのステップを実施する必要があります。まず、nova.conf の「[pci] passthrough_whitelist」JSON 設定オプションの「trusted」の値を「true」に設定する必要があります。以下に例を示します。

[pci]
passthrough_whitelist = {"devname": "eth0", "trusted": "true",
                         "physical_network":"sriovnet1"}

次に、ポートの作成時にバインディングプロファイルを「trusted=true」に設定する必要があります。以下に例を示します。

$ neutron port-create <net-id> \
    --name sriov_port \
    --vnic-type direct \
    --binding:profile type=dict trusted=true

信頼済みモードは SR-IOV VF にしか適用されないので、「vnic-type」は「hw_veb」または「direct」のどちらかに設定しなければなりません。
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機能:
nova-scheduler への重み付け関数 CPUWeigher の追加

理由:
CPUWeigher により、オペレーターは仮想 CPU をスタックするか分散するかのポリシーを設定することができます。

結果:
オペレーターは CPUWeigher を有効にしてスタックする (まず、1 つのノードの仮想 CPU をすべて使用する) または分散する (すべてのホストからほぼ同数の仮想 CPU を使用する) ポリシーを設定することができます。
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今回の更新で、ヒュージページを持つインスタンスを起動する際に、Nova がホストヒュージページの NUMA アフィニティーをスクリーニングするようになりました。Nova は、十分なヒュージページのない NUMA ノードを拒否します。

今回の更新以前は、Nova はホストヒュージページの NUMA アフィニティーをスクリーニングしていませんでした。ホストに十分な NUMA ページがなければ、CPU の数が十分であってもインスタンスは起動に失敗していました。
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openstack-sahara

OpenStack Sahara が Cloudera Distribution Hadoop (CDH) プラグイン 5.13 をサポートするようになりました。
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今回の更新で、OpenStack Sahara に s3 互換オブジェクトストアのサポートが追加されました。
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QDR をサポートするために、新たな TripleO heat テンプレートが追加されています。
metrics_qdr サービスを有効にするとすべてのオーバークラウドノードに QDR サービスがデプロイされ、各オーバークラウドノード上で動作する collectd サービスからのメトリックデータをルーティングするのに使用されます。

該当する heat テンプレートのパラメーターを以下に示します。

MetricsQdrPort:
default: '5666'
description: Service name or port number on which the qdrouterd will accept connections. This argument must be string, even if the numeric form is used.
type: string
MetricsQdrUsername:
default: 'guest'
description: Username which should be used to authenticate to the deployed qdrouterd.
type: string
MetricsQdrPassword:
default: 'guest'
description: Password which should be used to authenticate to the deployed qdrouterd.
type: string
hidden: true
MetricsQdrConnectors:
default: []
description: Connectors configuration (array of hashes).
type: json
MetricsQdrAddresses:
default:
 - prefix: 'collectd/notify'
   distribution: multicast
 - prefix: 'collectd/telemetry'
   distribution: multicast
description: Addresses configuration (array of hashes).
type: json
MetricsQdrUseSSL:
default: false
description: Set to true if it is required to use SSL or TLS on the connection for listener.
type: boolean
MetricsQdrUseEncryption:
default: false
description: Set to true if it is required to encrypt connection to the peer
for listener.
type: boolean
MetricsQdrSaslMechanisms:
default: 'ANONYMOUS'
description: List of accepted SASL auth mechanisms for listener in format of comma separated list.
type: string
MetricsQdrSslCertDb:
default: ''
description: Path to SSL certificate db for listener.
type: string
MetricsQdrSslCertFile:
default: ''
description: Path to SSL certificate file for listener.
type: string
MetricsQdrSslKeyFile:
default: ''
description: Path to SSL private key file for listener.
type: string
MetricsQdrSslPwFile:
default: ''
description: Path to SSL password file for certificate key for listener.
type: string
MetricsQdrSslPassword:
default: ''
description: SSL password to be supplied for listener.
type: string
MetricsQdrTrustedCerts:
default: ''
description: Path to file containing trusted certificates for listener.
type: string
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OvsDpdkMemoryChannels パラメーターは、DPDK パラメーター抽出ワークフローを使用して抽出することができません。デフォルトでは、値は 4 に設定されています。お使いのハードウェアに合わせて、この値をカスタム環境ファイルで変更することができます。
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openstack-tripleo-heat-templates

今回の更新以前は、/var/lib/nova/instances の共有ストレージ (nfs 等) の場合、任意のコンピュートノードで nova_compute コンテナーを再起動すると、インスタンスの仮想エフェメラルディスクと console.log の所有者/グループが変更されていました。その結果、インスタンスは仮想エフェメラルディスクにアクセスできなくなり、機能しなくなっていました。
今回の更新で、/var/lib/nova/instances 内のインスタンスのファイルの所有権を変更するメソッドが改善され、必要なファイル/ディレクトリーだけを対象とするようになりました。
nova compute の再起動中にインスタンスのファイルへのアクセスが失われなくなりました。
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専用モニターノードのスケールアップやモニターの置き換えによって、stack update コマンドが失敗したり、このコマンドで Ceph モニターがクォーラムから外れたりしなくなりました。
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instack_undercloud 機能が非推奨になった後、管理者ユーザーがアンダークラウドをアップグレードすると、アクセス権限エラーで失敗していました。これは、管理者ユーザーに member ロールがなかったためです。今回の修正で、member ロールが puppet-keystone モジュールおよび tripleo-teat-templates から管理者ユーザーに戻されました。
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ODL の設定されたコントローラーノードを置き換える場合、従来は、再デプロイメント時に ODL の設定ファイルが見つからないため失敗していました。今回の修正で、/opt/opendaylight/data ディレクトリーがホストからアンマウントされ、これがトリガーになって置き換えプロセス時に ODL の設定ファイルが再生成されるようになりました。
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従来 OpenStack director は、ソースバランスではなくラウンドロビンを使用して HAProxy ロードバランシングを設定していたため、スティッキーセッションが失敗していました。今回の修正で、director は HAProxy 設定のロードバランシングにソースバランスを使用するようになり、スティッキーセッションが想定どおりに動作するようになりました。
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従来 OpenStack director は、openshift_master_cluster_hostname および openshift_master_cluster_public_hostname パラメーターには必ず IP アドレスを使用していたため、OpenShiftGlobalVariables Heat パラメーターからのホスト名が無視されていました。今回の修正で、director はホスト名が提供されていればホスト名を、提供されていなければ IP アドレスを使用するようになりました。
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今回の更新により、ルーティング対応スパイン/リーフ型ネットワークを使用する場合、OSP 14 でそれぞれのロールのノードごとに特定の IP アドレスを設定できるようになりました。

今回の更新以前は、それぞれのノードに特定の IP アドレスを設定できるのは、ルーティング対応スパイン/リーフ型ネットワークを使用しないデプロイメントの場合だけでした。OSP 13 でそれぞれのネットワークに特定の IP アドレスを設定することは可能ですが、ドキュメントおよびテストが不十分だったため、この機能はテクノロジープレビューとして扱われていました。

OSP 14 では、ルーティング対応スパイン/リーフ型ネットワークを使用する場合、それぞれのロールの各ノードのネットワークごとに使用する IP アドレスを選択できるようになりました。これには、同一ネットワーク内のルーティングされた複数サブネットも含まれます。
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コンテナー設定およびデプロイメントの失敗を防ぐために、今回の更新で NTP 時刻がデプロイメントプロセスの初期に同期されるようになりました。NTP サーバーにアクセスできず同期できない場合には、デプロイメントは直ちに失敗します。
今回の更新以前は、不明確なエラーメッセージと共にデプロイメントプロセスの遅い段階で失敗していました。
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Service Assurance Framework の実装をサポートするために、今回の機能拡張で、メトリックデータをローカルの QPID ディスパッチルーターサービスに送信するように collectd を設定できるようになりました。

新たな collectd TripleO heat テンプレートパラメーターにより、amqp1 書き込みプラグインを設定することができます。
CollectdConnectionType パラメーターを「amqp1」に設定します。
これにより、以下に示すパラメーターで明示的に上書きしない限り、すべてのメトリックデータがローカルの QDR に送信されます。

ローカルの QDR をデプロイするには、環境ファイル /usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/metrics-collectd-qdr.yaml を使用します。

該当する heat テンプレートのパラメーターを以下に示します。
CollectdAmqpHost:
type: string
description: Hostname or IP address of the AMQP 1.0 intermediary.
default: nil
CollectdAmqpPort:
type: string
description: >
  Service name or port number on which the AMQP 1.0 intermediary accepts
  connections. This argument must be a string, even if the numeric form
  is used.
default: '5666'
CollectdAmqpUser:
type: string
description: >
  User part of credentials used to authenticate to the AMQP 1.0 intermediary.
default: guest
CollectdAmqpPassword:
type: string
description: >
  Password part of credentials used to authenticate to the AMQP 1.0 intermediary.
default: guest
hidden: true
CollectdAmqpTransportName:
type: string
description: Name of the AMQP 1.0 transport.
default: metrics
CollectdAmqpAddress:
type: string
description: >
  This option specifies the prefix for the send-to value in the message.
default: collectd
CollectdAmqpInstances:
type: json
description: >
  Hash of hashes. Each inner hash represent Instance block in plugin
  configuration file. Key of outer hash represents instance name.
  The 'address' value concatenated with the 'name' given will be used
  as the send-to address for communications over the messaging link.
default: {}
CollectdAmqpRetryDelay:
type: number
description: >
  When the AMQP 1.0 connection is lost, defines the time in seconds to wait
  before attempting to reconnect.
default: 1
CollectdAmqpInterval:
type: number
description: >
  Interval on which metrics should be sent to AMQP intermediary. If not set
  the default for all collectd plugins is used.
default: -666
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VNC の tls-everywhere シナリオでは、以下の TLS 接続が存在します。

- クライアント -> HAproxy
- novncproxy -> vnc サーバー (インスタンス)

しかし、HAproxy から nova novncproxy への接続は暗号化されていなかったため、コントローラー上の HAproxy から nova novnc-proxy サービスへのローカル接続は暗号化されていませんでした。今回のリリースで、HAproxy から nova novnc-proxy サービスへの接続が暗号化されるようになりました。
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本リリース以前は、nova::compute::libvirt::rx_queue_size/nova::compute::libvirt::tx_queue_size を使用して受送信キューのサイズを設定することができましたが、専用の TripleO heat テンプレートパラメーターはありませんでした。今回のリリースで、以下のようにロールベースで受送信キューのサイズを設定できるようになりました。

parameter_defaults:
ComputeParameters:
NovaLibvirtRxQueueSize: 1024
NovaLibvirtTxQueueSize: 1024

結果的に、rx_queue_size/tx_queue_size は新たなパラメーターを使用して設定されます。
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今回の更新で、コンテナー化されたアンダークラウドへの切り替え後、アンダークラウドで gnocchiclient を使用できるようになりました。これにより、ユーザーは Telemetry データをクエリーすることができます。
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Ceph ノードに対する設定の更新をブラックリストに登録しても、デプロイメントに失敗しなくなりました。
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/var/lib/gnocchi/ ディレクトリーへのアクセス権限が原因で、Gnocchi ファイルバックエンドを設定したオーバークラウドのデプロイに失敗する場合があります。

回避策: オーバークラウドをデプロイする前に、以下のように openstack/tripleo-heat-templates/docker/services/gnocchi-api.yaml ファイルでディレクトリーへのアクセス権限を設定する。

        - path:
            list_join:
              - "/"
              - - {get_param: GnocchiFileBasePath}
                - "tmp"
          owner: gnocchi:gnocchi
          perm: '0600'
          recurse: true
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OpenStack Platform director は、Block Storage サービス (cinder) が nova API の要権限部分にアクセスするのに必要な認証データを設定していませんでした。このため、nova の要権限 API を使用するボリュームでの操作 (例: 使用中のボリュームの移行) に失敗していました。今回の更新で、director が cinder に nova の認証データを設定するようになりました。その結果、権限を必要とするボリュームでの操作が正常に機能するようになりました。
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containers-prepare-parameter.yaml ファイルの neutron_driver は null です。
そのため、一般的な OSP の更新ガイドに従うと、OSP14 + ODL のマイナーアップデートは失敗します。

回避策:
オーバークラウドを更新する前に、containers-prepare-parameter.yaml の neutron_driver を「odl」に変更します (https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id=1660454 を参照してください)。

この回避策で、OSP14 + ODL のマイナーアップデートが正常に完了します。
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今回の更新で、「openstack port list」コマンドの出力にホスト名およびネットワーク名が追加されました。
追加の情報により、Neutron ポートおよび IP アドレスと特定のホストを容易に関連付けられるようになりました。
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OSP-director で、他のネットワークに設定するのと同じ手法で、コントロールプレーン (プロビジョニング) ネットワークに特定の IP アドレスを設定できるようになりました。プロビジョニング時に使用される IP アドレスを設定するには、「ctlplane」ネットワークで IP アドレスを設定します (改行区切り)。これらが順番にノードに割り当てられます (コンピュート-0、コンピュート-1、・・・)。

例:

parameter_defaults:
ControllerIPs:
ctlplane:
- 192.168.24.251
ComputeIPs:
ctlplane:
- 192.168.24.252
- 192.168.24.253

使用例については、/usr/share/openstack-tripleo-heat-templates/environments/ips-from-pool-ctlplane.yaml のファイルを参照してください。

今回の更新以前は、OSP-director でそれぞれのネットワークの各オーバークラウドノードで使用する IP アドレスは選択できましたが、プロビジョニング用 IP アドレスはランダムでした。今回の更新により、OSP-director ですべてのネットワークでロールごとに特定の IP アドレスを選択できるようになりました。
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今回の更新で、cinder ボリュームを作成する際に TripleO がデフォルトボリュームタイプ「tripleo」を割り当てるようになりました。今回の更新以前は、ボリュームタイプが設定されていないため、ボリュームのタイプ変更および移行操作時にエラーが発生していました。
CinderDefaultVolumeType パラメーターを上書きして、cinder のボリュームタイプを変更することができます。
注記: cinder のデフォルトボリュームタイプが手動で設定されている場合には (例: TripleO director 以外で設定)、オーバークラウドノードを更新する際に CinderDefaultVolumeType パラメーターを手動で定義した値に設定してください。これにより、デフォルトボリュームタイプの名前がデフォルト値「tripleo」に変更されなくなります。
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今回の変更により、nova_metadata コンテナーで nova-metadata-api が の httpd wsgi 経由で提供されるようになりました。
アップストリームでは、nova-api および nova-metadata-api を含め、すべての WSGI-run サービスについて eventlet の使用を非推奨にする計画です。詳細は、https://review.openstack.org/#/c/549510/ を参照してください。
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先にインスタンスを移行せずにコンピュートノードがリブートした場合に、コンピュートノード上のインスタンスが自動的に再起動するように設定できるようになりました。Nova および libvirt-guests エージェントを設定して、インスタンスを安全にシャットダウンし、コンピュートノードのリブート時にインスタンスを起動することができます。

新たなパラメーター:
NovaResumeGuestsStateOnHostBoot (True/False)
NovaResumeGuestsShutdownTimeout (デフォルト: 300 秒)
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以前のリリースでは、システムの再起動後に Cinder iSCSI/LVM バックエンドのループバックデバイスが再作成されなかったため、cinder-volume サービスが再起動しませんでした。今回の修正でループバックデバイスを再作成する systemd サービスが追加され、再起動後に Cinder iSCSI/LVM バックエンドが維持されるようになりました。
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openvswitch

バケットを持たないグループが原因で、Open vSwitch がデーモンをクラッシュさせていました。今回の更新でコードが変更され、バケットを持たないグループが許容されるようになりました。バケットを持つ/持たないにかかわらず、グループがアサートのトリガーになることが無くなりました。
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サービスを再起動すると、内部ポートが別のネットワーク名前空間に移動し、そこで再作成されます。この状況が発生すると、ポートはネットワーク設定を失い、間違ったネットワーク名前空間で再作成されます。今回のリリースでコードが変更され、サービスの再起動時にポートが再作成されなくなり、ポートがネットワーク設定を維持できるようになりました。
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一部の OVS バージョンでは、updelay および downdelay ボンディング設定が無視され、常にデフォルト設定が使用されます。
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puppet-nova

今回のリリースで、Nova の libvirt ドライバーは、CPU モデルの設定時に CPU 機能のフラグをより細かく指定できるようになりました。

「Meltdown」CVE の修正を適用した後に、特定の Intel ベースの仮想 CPU モデルで実行しているゲストのパフォーマンスが低下していました。今回の変更の利点の 1 つは、このパフォーマンス低下が軽減されることです。ゲストのパフォーマンスに対する影響は、CPU 機能フラグ「PCID」(Process-Context ID) を ゲスト CPU に公開することによって軽減されます。これは、物理ハードウェア自体で PCID フラグが利用可能であることを前提とします。

使用方法についての詳しい情報は、nova.conf の [libvirt]/cpu_model_extra_flags の説明を参照してください。
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puppet-tripleo

今回の更新で、コンテナー化されたサービスのログローテーションに、デフォルトで logrotate の copytruncate が使用されるようになりました。古いログを保管するデフォルトの期間に変更はありません (14 日間)。
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python-amqp

原因: ホスト名を解決する際に、python-amqp が A および AAAA レコードの両方を要求する。

結果: A レコードの取得に成功した場合でも、引き続き AAAA を取得するリクエストが送信されます。リゾルバーが AAAA レコードのリクエストを解決できない場合には、プロセス全体が AAAA リクエストのタイムアウトを待たなければなりません。これにより、名前解決に必要以上の時間がかかり、AMQP メッセージ操作が遅くなったり完全にタイムアウトしたりする場合があります。

修正: A レコードが正しく返された場合には、AAAA レコードを要求しません。取得に成功した A レコードだけが使用されます。

結論: 名前のルックアップが迅速に解決されるようになりました。
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python-networking-ovn

OpenStack TripleO Heat テンプレートの一部のバージョンで、Neutron service_plugins パラメーターに誤った設定が含まれていました。そのため、OVN を使用した場合に Octavia が機能しませんでした。本リリースでは openstack-tripleo-heat-templates-9.0.1-0 パッケージにより OVN がアップグレードされ、Octavia がサポートされるようになりました。
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python-oslo-service

以前のリリースでは、eventlet を使用してイベントをスレッド化すると不必要なシステムコールが作成され、REST API のパフォーマンスが低下し、Tempest のタイムアウトエラーが生じていました。今回の修正で REST API コールの応答時間が向上し、Tempest のタイムアウトエラー発生が軽減されるようになりました。
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python-paunch

リブート時のシステムのシャットダウンが不適切なため、コンテナーが停止するのを待たないという問題がありました。今回の更新で、この問題が修正されています。
この問題により、コンテナーは安全に停止する前に強制終了されていました。
今回の更新により新たなサービスが追加され、コンテナーが完全に停止するのを待ってから、システムがリブートプロセスを続行するようになりました。
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python-pecan

以前のリリースでは、非管理者ユーザーのアクセス権限を確認するためにポリシーファイルに API リクエストを行うと、再度ファイル全体が読み込まれ解析されていました。そのため処理時間が長くなり、パフォーマンスが低下していました。

今回のバグ修正で、ファイルへのクエリーで再度ファイル全体が読み込まれないように、ポリシーファイルをキャッシュする機能が追加されました。ファイルの変更部分だけが再読み込みされ、再解析されるようになりました。
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python-tempestconf

パッケージが以下のバージョンにリベースされました。
python-tempestconf-2.0.0

このリベースで python-tempestconf ツールが大幅なリファクタリングを受け、tempest.conf の生成プロセスが簡素化されました。
このリベースで多くの未対応のバグも修正され、新たなサービスのサポートも追加されました。
新しいリリースに移行することで、tempest ユーザーに多くのメリットがもたらされるようになりました。
詳細は、https://docs.openstack.org/releasenotes/python-tempestconf/unreleased.html#relnotes-2-0-0 で OpenStack のリリースノートを参照してください。
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python-tripleoclient

OpenStack director が、オーバークラウドノードのソフトウェア設定に Ansible を使用するようになりました。Ansible によりオーバークラウドのデプロイメントが分りやすく、またデバッグがより簡単になります。Ansible を使用することで、heat とオーバークラウドノード上の heat エージェント (os-collect-config) 間の通信およびソフトウェア設定デプロイメントデータの移動が置き換えられます。

各オーバークラウドノード上で os-collect-config を動作させ heat からデプロイメントデータをポーリングするのに代わって、Ansible のコントロールノードが Ansible インベントリーファイルおよび Playbook とタスクのセットと共に ansible-playbook を実行し、設定を適用します。Ansible のコントロールノード (ansible-playbook を実行するノード) は、デフォルトではアンダークラウドです。
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コンテナー化された Ironic サービスに対応するために、--http-boot のデフォルト値が /httpboot から /var/lib/ironic/httpboot に変更されました。
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以前のリリースでは、IPMI bootdev コマンドを送信すると、一部のハードウェアでブートデバイスの順序が意図せず変わっていました。そのため、一部のノードが正しい NIC から起動しなくなったり、PXE がどの場所からも起動しなくなったりしていました。

本リリースで、IPMI ドライバーに noop 管理インターフェースが追加されました。このインターフェースがブートコマンドを処理し、bootdev が使用されないようにします。noop インターフェースを準備するには、正しい NIC から PXE ブートモードを試みるようにノードを事前設定し、その後ローカルのハードドライブにフォールバックする必要があります。
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python-virtualbmc

今回の更新で、デバッグモードを有効にして応答をレンダリングするとサーバークラッシュを起こすデバッグメッセージの補完に関するバグが修正されています。
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パッケージのインストール中、virtualbmc パッケージの RPM 仕様のバグのために、virtualbmc サービスを実行する特殊ユーザーまたはグループが作成されませんでした。今回の更新で RPM の仕様が修正され、ユーザー管理操作が正しく実施されるようになりました。パッケージがインストールされると、virtualbmc サービスが正常に開始されます。
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VirtualBMC (VBMC) はサポートされなくなったので、本番環境では使用しないでください。テストの目的であれば、pip を使用して直接 VBMC をインストールすることができます。
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Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。このような変更は、段階的に実施される予定です。詳細情報: Red Hat ブログ.

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