第3章 オールインワン Red Hat OpenStack Platform 環境のインストール
オールインワン環境の設定、デプロイ、およびテストを開始する前に、root 以外のユーザーを設定し、必要なパッケージおよび依存関係をインストールする必要があります。
オールインワンのホストに root 以外のユーザーを作成します。
[root@all-in-one]# useradd stack
stack
ユーザーのパスワードを設定します。[root@all-in-one]# passwd stack
sudo
をstack
ユーザーとして使用する場合は、パスワードを要求されないようにします。[root@all-in-one]# echo "stack ALL=(root) NOPASSWD:ALL" | tee -a /etc/sudoers.d/stack [root@all-in-one]# chmod 0440 /etc/sudoers.d/stack
オールインワンのホストに root 以外のユーザーとしてログインします。
$ ssh stack@<all-in-one>
マシンを Red Hat Subscription Manager に登録します。要求されたら、Red Hat サブスクリプションの認証情報を入力します。
[stack@all-in-one]$ sudo subscription-manager register
Red Hat サブスクリプションをエンタイトルメントサーバーにアタッチします。
[stack@all-in-one]$ sudo subscription-manager attach --auto
注記--auto
オプションを使用すると、正しいサブスクリプションプールをサブスクライブしない場合があります。正しいプールをサブスクライブするようにしてください。そうでないと、このインストールに必要なすべてのリポジトリーを有効にすることができない場合があります。subscription-manager list --all --available
コマンドを使用して、正しいプール ID を特定します。以下のコマンドを実行し、
dnf-utils
をインストールし、すべてのデフォルトリポジトリーを無効にしてから、必要なリポジトリーを有効にします。[stack@all-in-one]$ sudo dnf install -y dnf-utils [stack@all-in-one]$ sudo subscription-manager repos --disable=* [stack@all-in-one]$ sudo subscription-manager repos \ --enable=rhel-8-for-x86_64-baseos-rpms \ --enable=rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms \ --enable=rhel-8-for-x86_64-highavailability-rpms \ --enable=ansible-2.8-for-rhel-8-x86_64-rpms \ --enable=openstack-15-for-rhel-8-x86_64-rpms \ --enable=fast-datapath-for-rhel-8-x86_64-rpms
注記オールインワン環境は、Red Hat OpenStack Platform 15 ではテクノロジープレビューの機能です。
TripleO コマンドラインインターフェース (CLI) をインストールします。
[stack@all-in-one]$ sudo dnf install -y python3-tripleoclient