第5章 設定したバックエンドのテスト
バックエンドをデプロイした後に、そこにボリュームを正常に作成できるかどうかをテストします。これを実行するには、最初に必要な環境変数を読み込む必要があります。これらの変数は、デフォルトで /home/stack/overcloudrc で定義されます。
これらの変数を読み込むには、stack ユーザーとして以下のコマンドを実行します。
source /home/stack/overcloudrc
$ source /home/stack/overcloudrc
詳細は、基本的なオーバークラウドへのアクセス を 参照してください。
これでコントローラーノードにログインするはずです。そこから、使用するバックエンド (ここでは、3章単一バックエンドの定義で新たに定義したバックエンド) を指定するために使用できる ボリューム種別 を作成することができます。これは、他のバックエンドが有効化されている OpenStack デプロイメントで必要です (director を使用することを推奨)。
delleql という名前のボリューム種別を作成するには、以下のコマンドを実行します。
cinder type-create delleql
$ cinder type-create delleql
次に、このボリュームタイプを で定義されたバックエンドにマッピングします。バックエンド名が tripleo_eqlx の場合( CinderEqlxBackendName パラメーターで定義されたように)、xref:edityaml[)で以下を実行します。
cinder type-key delleql set volume_backend_name=tripleo_eqlx
$ cinder type-key delleql set volume_backend_name=tripleo_eqlx
これで、ボリューム種別を呼び出して、新たに定義したバックエンドに 2 GB のボリュームを作成することができるはずです。そのためには、以下のコマンドを実行します。
cinder create --volume-type delleql 2
$ cinder create --volume-type delleql 2