第5章 アドホックおよび動的タスク

エンドツーエンドプロセスに徹底して従う代わりに、ケース管理を使用して、アドホックにタスクを実行できます。タスクは、必要に応じてランタイム時にケースに動的に追加することもできます。

アドホックタスクが、ケースモデリングフェーズに定義されます。Adhoc autostart として設定されていないアドホックタスクはオプションであるため、ケース時に処理される場合も処理されない場合もあります。したがって、そのタスクは、ケース時の処理に利用できる 1 つのイベントまたは 1 つの Java API から発生させる必要があります。

動的タスクはケース実行時に定義され、ケース定義モデルには表示されません。動的タスクは、ケース時に発生する特定の要求に対応します。Red Hat Process Automation Manager Showcase のデモにあるように、タスクはケースに追加され、ケースアプリケーションを使用していつでも作業できます。動的タスクは、Java および Remote API コールから追加することもできます。

動的タスクはユーザーまたはサービスアクティビティーとなりますが、アドホックタスクはどのタスクタイプにも設定できます。

動的プロセスは、ケースプロジェクトから再利用できるサブプロセスです。

内向きコネクションがないアドホックノードは、ノード自身のプロパティーである Adhoc autostart プロパティーで設定できます。このタスクは、ケースインスタンスが開始する時に自動的に開始します。