第31章 Quartz タイマーサービスの設定
クラスターで KIE Server を実行する場合には、Quartz タイマーサービスを設定する必要があります。
アプリケーションサーバーでデータベースを設定する前に、Quartz テーブルを作成するために Quarts データベースを準備する必要があります。このデータベースで、タイマーデータと Quartz 定義ファイルを保持します。
前提条件
- サポートのある JTA 以外のデータソース (例: PostgreSQL データソースなど) がアプリケーションサーバーに接続されている。
手順
データベースに Quartz テーブルを作成し、お使いのデータベース用の DDL スクリプトを使用してタイマーイベントが同期できるようにします。
DDL スクリプトは、
QUARTZ_HOME/docs/dbTables
に展開した、補足用の Zip アーカイブにあります。注記quartz_tables_drop_db2.sql
など、drop
の用語が含まれるスクリプトは Quartz テーブルを作成する前に、drop が含まれるテーブルを除外します。Quartz 設定ファイル
quartz-definition.properties
を、JBOSS_HOME/MODE/configuration/
ディレクトリーに作成して、以下のサンプルコンテンツを追加します。Copy to Clipboard Copied! Toggle word wrap Toggle overflow 重要推奨されるクラスター検出の間隔は 20 秒で、
quartz-definition.properties
ファイルのorg.quartz.jobStore.clusterCheckinInterval
属性に設定されています。システムへのパフォーマンスの影響を考慮し、必要に応じて設定を変更してください。-
org.quartz.properties
プロパティーのquartz-definition.properties
ファイルに絶対パスを指定します。 オプション: Quartz トリガーの再試行回数と遅延を設定するには、次のシステムプロパティーを更新します。
-
org.jbpm.timer.quartz.retries
(デフォルト値は 5) -
org.jbpm.timer.quartz.delay
(ミリ秒単位、デフォルト値は 1000)
-
デフォルトでは、Quartz には 2 つのデータソースが必要です。
- プロセスエンジンのトランザクションに参加する管理対象データソース。
- トランザクション処理を行わずにトリガーするタイマーを検索するための管理対象外のデータソース。
Red Hat Process Automation Manager ビジネスアプリケーションでは、Quartz データベース (スキーマ) が Red Hat Process Automation Manager テーブルと共存することを想定しているので、Quartz のトランザクション操作に使用するデータソースを生成します。
他の (トランザクション以外) データソースを設定する必要がありますが、主なデータソースと同じデータベースを参照する必要があります。