第1章 Red Hat Quay リリースノート


以下のセクションでは、y および z ストリームのリリース情報を詳しく説明します。

1.1. RHBA-2024:10967 - Red Hat Quay 3.13.2 リリース

発行済みの 2024-12-12

Red Hat Quay リリース 3.13.2 が Clair 4.8 で利用できるようになりました。この更新に含まれるバグ修正は、RHBA-2024:10967 アドバイザリーに記載されています。

1.1.1. Red Hat Quay 3.13.2 の新機能

今回のリリースにより、Red Hat Quay v2 UI の使用時にプルスルーキャッシュ組織を作成できるようになりました。詳細は、Red Hat Quay を使用してリモートレジストリーをプロキシーする を 参照してください。

1.1.2. Red Hat Quay 3.13.2 の既知の問題

クォータ管理が有効になっている Red Hat Quay でプルスループロキシー機能を使用し、組織クォータが満杯になると、Red Hat Quay が使用頻度の低いイメージを削除して、新しいキャッシュされたエントリーのスペースを解放することが想定されます。ただし、ダイジェストによるイメージのプルは、クォータの超過時に自動的にエビクトされないため、後続のプル試行による Quota has been exceeded on namespace のエラーが返されます。

一時的な回避策として、Red Hat Quay データベース Pod 内で bash シェルを実行し、update tag set hidden = 0; 設定で、エビクションのダイジェストプルしたイメージを表示させることができます。詳細は、PROJQUAY-8071 を参照してください。

1.1.3. Red Hat Quay 3.13.2 のバグ修正

  • PROJQUAY-8273,PROJQUAY-6474.カスタム HorizontalPodAutoscaler コンポーネントを使用して Red Hat Quay をデプロイし、QuayRegistry カスタムリソース定義(CRD)でコンポーネントを managed: false に設定すると、Red Hat Quay Operator は mirror および clair コンポーネントの minReplicas 値を 2 に継続的に終了し、リセットします。この問題を回避するには、管理対象外 Horizontal Pod Autoscaler の使用 を参照してください。
  • PROJQUAY-8208.以前は、Red Hat Quay は、認証タイプが OIDC に設定され、制限付きユーザーが設定されたリポジトリーまたは組織の作成で 501 エラーを返していました。この問題は解決されています。
  • PROJQUAY-8269.以前は、{productnamne} UI では、そのスコープをロボットアカウントに適用できました。これは当てはまりませんでした。UI の OAuth スコープページにおける単語が修正されました。
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