4.2. Podman を使用したリポジトリーの作成
適切な認証情報がある場合は、Red Hat Quay インスタンスにまだ存在しないイメージを Podman を使用してリポジトリーに プッシュ できます。イメージのプッシュとは、ローカルシステムまたは開発環境から Red Hat Quay などのコンテナーレジストリーにコンテナーイメージをアップロードするプロセスを指します。イメージをレジストリーにプッシュすると、リポジトリーが作成されます。最初に UI でリポジトリーを作成せずに、コマンドラインインターフェイス (CLI) を介してイメージをプッシュすると、作成されたリポジトリーは Private に設定されます。
イメージをプッシュしてイメージリポジトリーを作成するには、次の手順を実行します。
前提条件
-
podman
CLI をダウンロードしてインストールした。 - レジストリーにログインしている。
- イメージ (busybox など) をプルした。
手順
サンプルレジストリーからサンプルページを取得します。以下に例を示します。
$ sudo podman pull busybox
出力例
Trying to pull docker.io/library/busybox... Getting image source signatures Copying blob 4c892f00285e done Copying config 22667f5368 done Writing manifest to image destination Storing signatures 22667f53682a2920948d19c7133ab1c9c3f745805c14125859d20cede07f11f9
ローカルシステム上のイメージに、新しいリポジトリーとイメージ名をタグ付けします。以下に例を示します。
$ sudo podman tag docker.io/library/busybox quay-server.example.com/quayadmin/busybox:test
イメージをレジストリーにプッシュします。この手順の後に、ブラウザーを使用して、リポジトリーでタグ付けされたイメージを確認できます。
$ sudo podman push --tls-verify=false quay-server.example.com/quayadmin/busybox:test
出力例
Getting image source signatures Copying blob 6b245f040973 done Copying config 22667f5368 done Writing manifest to image destination Storing signatures