第3章 スタンドアロンアップグレード
一般的に、Red Hat Quay は以前の (N-1) マイナーバージョンからのアップグレードのみをサポートしています。たとえば、v3.0.5からv3.4.6への直接のアップグレードはサポートされていません。まず、v3.0.5 から v3.1.3 に、次に v3.2.2、その次に v3.3.4とアップグレードし、最後にv3.4.6にアップグレードする必要があります。必要なデータベースの移行が正しく実行され、適切な順序でアップグレードが行われるようにするために必要です。
本書では、各アップグレードに必要な手順を説明しています。現在のバージョンを決定し、現在のバージョンから順に、目標とするバージョンへとステップを踏んで進めていきます。
- v3.4.*からv3.4.3へのアップグレード
- v3.3.*からv3.4.3へのアップグレード
- v3.2.zからv3.3.4へのアップグレード
- v3.1.zからv3.2.2へのアップグレード
- v3.0.zからv3.1.3へのアップグレード
- v2.9.5からv3.0.5へのアップグレード
個々のリリースの機能に関する情報は、Red Hat Quay リリースノートを参照してください。
手動アップグレードの一般的な手順は、以下のとおりです。
- Quay および Clair コンテナーを停止する
- データベースとイメージストレージをバックアップする(オプションだが推奨)
- 新バージョンのイメージを使ってClairを起動する
- Clairが接続を受け入れる準備ができるまで待ってから、新しいバージョンのQuayを起動する
3.1. イメージへのアクセス リンクのコピーリンクがクリップボードにコピーされました!
Quay 3.4.0 以降のイメージはregistry.redhat.io
およびregistry.access.redhat.com
から入手でき、「Red Hat Container Registry Authentication」で説明されているように認証が設定されています。
Quay 3.3.4以前のイメージはquay.io
から入手可能で、認証は「Accessing Red Hat Quay without a CoreOS login」で説明されているように設定されています。