第10章 GitHubのビルドトリガータグの設定
Red Hat Quay は、イメージをビルドするトリガーとして GitHub または GitHub Enterprise の使用をサポートしています。まだ実行していない場合は、Red Hat Quayでビルドサポートを有効にしてください。
10.1. ビルドトリガーのタグ命名規則について
Red Hat Quay 3.3より前は、ビルドトリガーから作成されたイメージの名前の付け方には制限がありました。ビルドトリガーで作られたイメージは、以下の情報と共に名前が付けられていました。
- その変化によってトリガーが呼び出されたブランチやタグ
-
デフォルトのブランチを使用していたイメージの
最新
タグ
Red Hat Quay 3.3以降では、イメージタグの設定方法がより柔軟になりました。まず、カスタムタグを入力して、任意の文字列を各ビルドイメージのタグとして割り当てます。しかし、別の方法として、以下のタグテンプレートを使って、イメージを各コミットの情報にタグ付けすることもできます。
- ${commit_info.short_sha}:コミットの短いSHA
- ${commit_info.date}:コミットのタイムスタンプ
- ${commit_info.author}:コミットの作成者
- ${commit_info.committer}:コミットのコミッター
- ${parsed_ref.branch}:ブランチ名
以下の手順では、ビルドトリガーのタグ付けを設定する方法を説明します。