第2章 リポジトリの作成
リポジトリ(名前空間とも呼ばれる)は、関連するコンテナイメージのセットを一元的に保存するための場所を提供します。Red Hat Quayでリポジトリを作成するには、(docker
やpodman
からの)プッシュによる方法と、Red Hat QuayのUIによる方法の2つがあります。これらは基本的に同じで、Quay.ioを使用するか、Red Hat Quayの独自のインスタンスを使用するかの違いです。
2.1. UIによるイメージリポジトリの作成
ユーザーアカウントで Red Hat Quay UI でリポジトリを作成するには、以下の手順に従います。Web UIからユーザーアカウントにログインします。次の図のように、ホームページ(またはユーザーに関連するその他のページ)のヘッダーの右上にある+アイコンをクリックし、New Repositoryを選択します。
+
表示されるCreate New Repositoryページで以下の操作を実施します。
- ユーザー名に新しいリポジトリ名を追加する
- Repository Descriptionをクリックして、リポジトリの説明を入力する
- Repository Visibilityで、リポジトリを公開するか非公開にするかを選択する
- Create Repositoryボタンをクリックする
新しいリポジトリが作成され、最初は空の状態です。このリポジトリ(イメージ名を除いたもの)からイメージをプルするのに使用できるdocker pullコマンドが画面に表示されます。
組織の下で Red Hat Quay UI でリポジトリを作成するには、以下の手順に従います。
- 管理者権限または組織への書き込み権限を持つユーザーでログインします。
- Repositoriesビューで、Users and Organizationsの右欄から組織名を選択します。図2.xに示すような組織のページが表示されます。
- ページの右上にある+Create New Repositoryをクリックします。
表示されるCreate New Repositoryページで以下の操作を実施します。
- 組織名に新しいリポジトリ名を追加する
- Repository Descriptionをクリックして、リポジトリの説明を入力する
- Repository Visibilityで、リポジトリを公開するか非公開にするかを選択する
- Create Repositoryボタンをクリックする
新しいリポジトリが作成され、最初は空の状態です。このリポジトリ(イメージ名を除いたもの)からイメージをプルするのに使用できるdocker pullコマンドが画面に表示されます。