8.2. CLI を使用した Red Hat Quay、Red Hat Quay および Clair PostgreSQL データベースの更新


コマンドラインインターフェイス (CLI) を使用して Red Hat Quay、Red Hat Quay および Clair PostgreSQL データベースを更新するには、次の手順を実行します。

重要
  • このアップグレードは元に戻すことができません。PostgreSQL 13 にアップグレードすることが強く推奨されます。PostgreSQL 10 は 2022 年 11 月 10 日に最終リリースとなり、サポートされなくなりました。詳細は、PostgreSQL のバージョン管理ポリシー を参照してください。
  • デフォルトでは、Red Hat Quay は PostgreSQL 10 から古い Persistent Volume Claim (PVC) を削除するように設定されています。この設定を無効にして古い PVC をバックアップするには、quay-operator サSubscription オブジェクトで POSTGRES_UPGRADE_RETAIN_BACKUPTrue に設定する必要があります。

前提条件

  • OpenShift Container Platform に Red Hat Quay 3.6、3.7、または 3.8 がインストールされている。
  • 100 GB の空き容量、追加のストレージ。

    アップグレードプロセス中に、移行されたデータを保存するために追加の永続ボリュームクレーム (PVC) がプロビジョニングされる。これにより、ユーザーデータに対する破壊的な操作を防ぐことが可能。アップグレードプロセスでは、Red Hat Quay データベースのアップグレードと Clair データベースのアップグレードの両方で、50 GB の PVC をロールアウト。

手順

  1. 次の oc get コマンドを入力して、quay-operator 設定ファイルを取得します。

    $ oc get subscription quay-operator -n quay-enterprise -o yaml > quay-operator.yaml
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  2. 以下のコマンドを入力して、最新バージョンの Red Hat Quay Operator とそのチャネルを取得します。

    oc get packagemanifests quay-operator \
      -o jsonpath='{range .status.channels[*]}{@.currentCSV} {@.name}{"\n"}{end}' \
      | awk '{print "STARTING_CSV=" $1 " CHANNEL=" $2 }' \
      | sort -nr \
      | head -1
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    出力例

    STARTING_CSV=quay-operator.v3.9.0 CHANNEL=stable-3.9
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  3. 前のコマンドの出力を使用して、Red Hat Quay Operator の Subscription カスタムリソースを更新し、quay-operator.yaml として保存します。以下に例を示します。

    apiVersion: operators.coreos.com/v1alpha1
    kind: Subscription
    metadata:
      name: quay-operator
      namespace: quay-enterprise
    spec:
      channel: stable-3.9 
    1
    
      name: quay-operator
      source: redhat-operators
      sourceNamespace: openshift-marketplace
      config:
        env:
        - name: POSTGRES_UPGRADE_RETAIN_BACKUP 
    2
    
          value: "true"
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
    1
    spec.channel パラメーターの直前の手順で取得した値を指定します。
    2
    オプション: quay-operator Subscription オブジェクトの POSTGRES_UPGRADE_RETAIN_BACKUPTrue に設定して、PostgreSQL 10 から古い PVC をバックアップします。
  4. 以下のコマンドを入力して設定を適用します。

    $ oc apply -f quay-operator.yaml
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    出力例

    subscription.operators.coreos.com/quay-operator created
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次のステップ

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