4.4. Red Hat Satellite コマンドラインツール (spacecmd) の使用
spacecmd
ツールは Red Hat Satellite の XML-RPC API と対話します。このツールにより、ユーザーはコマンドラインから簡単に Satellite の機能を実行できます。
注記
spacecmd
の最初の実行時にユーザー名とパスワードが必要になります。これにより、指定ユーザーのセッションチケットが発行され、その後 spacecmd
が使用されると 1 時間後に期限切れになるまでこのセッションが使用されます。ユーザーとパスワードを変更するには、-u USERNAME
および -p PASSWORD
オプションを使用します。
spacecmd
は 2 つの実行方法を使用します。
インタラクティブシェルの使用
spacecmd
のみを実行してインタラクティブシェルを開始します。
spacecmd
プロンプトが表示され、System Set Manager (SSM) に接続するシステムの数も表示されます。
コマンドを実行するにはシェルに入力します。たとえば、すべてのシステムを一覧表示するには、以下のように
system_list
を実行します。
システムのベースチャンネルを一覧表示するには、
system_list
の後にシステム名を追加して実行します。
spacecmd {SSM:0}> system_listbasechannel system001.example.com rhel-x86_64-server-6
spacecmd {SSM:0}> system_listbasechannel system001.example.com
rhel-x86_64-server-6
help
コマンドを使用してすべてのコマンドを一覧表示します。
ターミナルの使用
Linux ターミナルから直接
spacecmd
コマンドを実行します。たとえば、spacecmd system_list
を使用すると、すべてのシステムが表示されます。
また、
spacecmd system_listbasechannel systemname
を使用するとシステムのベースチャンネルが表示されます。
spacecmd system_listbasechannel system001.example.com
[root@satellite57 ~]# spacecmd system_listbasechannel system001.example.com
INFO: Connected to https://localhost/rpc/api as admin
rhel-x86_64-server-6
spacecmd help
を使用するとすべてのコマンドが一覧表示されます。