第6章 ホストのプロビジョニング
この章では、Red Hat Satellite Server を使って新規ホストをプロビジョニングする方法について説明します。これまでの章では、プロビジョニングに必要なものすべてをインストールし、設定する方法を説明してきました。ホストのプロビジョニングを試行する前に、これらの章のすべてのタスクを正常に完了していることを確認してください。
Satellite はホストのプロビジョニングにおける 2 つの主なアプローチを提供します。1 つ目は、DHCP および TFTP サービスを必要とする PXE ブートです。2 つ目は、PXE サービスが利用できない場合にホストのプロビジョニングを可能にするブートディスクを使用したプロビジョニングです。
6.1. PXE を使用したホストのプロビジョニング
以下の手順では、Satellite 6 Server からホストをプロビジョニングする方法を説明します。
手順6.1 ホストのプロビジョニング:
- メインメニューで、
をクリックし、新規ホスト ページを開きます。 - ホスト タブで、以下の値を入力します。
- 名前: ホストに適した名前を選択します。例:
host1.example.org
- ホストグループ: RHEL6Server-x86_64 を選択します。
注記
新規ホストはホストグループに設定されるデフォルト値を継承します。つまり、これらの値を再入力することなくホストをすぐにビルドできます。 - コンテンツソース: Satellite の $FQDN です。このフィールドには、ホストグループに基づいてデータが自動的に設定されます。
- ネットワーク タブで、以下の値を入力します。
- MAC アドレス: 新規ホストの MAC アドレスです。Satellite Server はこの値を使って DHCP アドレスを予約します。必ず正しい値を入力してください。
- サブネット:
Provisioning_Net
この値は自動的に設定されます。 - IP アドレス: この値は自動的に設定されます。
Puppet クラス、オペレーティングシステム、パラメーター、または 追加情報 タブには一切変更を加えないでください。 - ホスト (物理ホストまたは仮想マシンのいずれか) のパワーをオンにしてください。PXE ブートが実行され、インストールプロセスが開始されます。
詳細は、https://access.redhat.com/articles/1169613 を参照してください。