第5章 ホストの RHEL7 から RHEL8 へのアップグレード
ジョブテンプレートを使用して Red Hat Enterprise Linux 7 ホストを Red Hat Enterprise Linux 8 にアップグレードできます。
前提条件
- RHEL 7 ホストが RHEL 8 へのアップグレード要件を満たしていることを確認します。詳細は、RHEL 7 から RHEL 8 へのアップグレードガイドの アップグレードの計画 を参照してください。
- ホストのアップグレード準備をします。詳細は、 RHEL 7 から RHEL 8 へのアップグレード ガイドの アップグレードに向けて RHEL 7 システムの準備 を参照してください。
- Satellite でリモート実行機能を有効にする。詳細は、10章リモートジョブの設定およびセットアップ を参照してください。
- アップグレードするホストに Satellite の SSH 鍵を配布します。詳細は、「リモート実行のための SSH 鍵の配布」 を参照してください。
手順
Satellite で
foreman_plugin_leapp
の Puppet モジュールを有効にします。# satellite-installer --enable-foreman-plugin-leapp
- Satellite Web UI で、Hosts > All Hosts に移動します。
- Red Hat Enterprise Linux 8 にアップグレードするホストを選択します。
- Hosts ウィンドウの右上の Select Action リストから Preupgrade check with Leapp を選択します。
- Submit をクリックして、アップグレード前のチェックを開始します。
チェックが完了したら Leapp preupgrade report タブをクリックして、LEAPP が RHEL 7 ホストで問題を検出したかどうかを確認します。Inhibitor フラグの付いた問題は、重大であるとみなされ、アップグレードの手順に失敗する可能性が高くなります。Has Remediation フラグが付けられた問題には、問題の修正に役立つ修正が含まれています。
Has Remediation フラグが付けられた問題をクリックして、展開します。
- 問題に修復 コマンド が含まれている場合は、リモート実行を使用して、Satellite から直接修正できます。問題を選択します。
- 問題に修復 ヒント のみが含まれている場合は、ヒントを使用して、ホストの問題を手動で修正します。
他の問題について、この手順を繰り返します。
- 修復コマンドの問題を選択したら、Fix Selected をクリックして、ジョブを送信します。
- 問題が修正されたら、Rerun ボタンをクリックし、Submit をクリックしてアップグレード前のチェックを再度実行し、アップグレードするホストに問題がなく、アップグレードの準備ができていることを確認します。
- システムのアップグレード準備ができたら、Run Upgrade ボタンをクリックし、Submit をクリックしてアップグレードを開始します。