2.3. リポジトリーの設定
この手順を使用して、Capsule Server のインストールに必要なリポジトリーを有効にします。インストールするオペレーティングシステムおよびバージョンに対応するオプションを選択します。
2.3.1. Red Hat Enterprise Linux 8
すべてのリポジトリーを無効にします。
# subscription-manager repos --disable "*"
以下のリポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable=rhel-8-for-x86_64-baseos-rpms \ --enable=rhel-8-for-x86_64-appstream-rpms \ --enable=satellite-capsule-6.11-for-rhel-8-x86_64-rpms \ --enable=satellite-maintenance-6.11-for-rhel-8-x86_64-rpms
モジュールを有効にします。
# dnf module enable satellite-capsule:el8
注記モジュール
satellite:el8
を有効にすると、postgresql:10
およびruby:2.5
との競合について警告が表示されます。これは、これらのモジュールが Red Hat Enterprise Linux 8 でデフォルトのモジュールバージョンに設定されているためです。モジュールsatellite:el8
には、モジュールpostgresql:12
およびruby:2.7
への依存関係があり、satellite:el8
モジュールで有効になります。これらの警告はインストールプロセスの失敗の原因にはならないため、安全に無視できます。Red Hat Enterprise Linux 8 のモジュールとライフサイクルストリームの詳細については、Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle を参照してください。
2.3.2. Red Hat Enterprise Linux 7
すべてのリポジトリーを無効にします。
# subscription-manager repos --disable "*"
以下のリポジトリーを有効にします。
# subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rpms \ --enable=rhel-7-server-satellite-capsule-6.11-rpms \ --enable=rhel-7-server-satellite-maintenance-6.11-rpms \ --enable=rhel-server-rhscl-7-rpms \ --enable=rhel-7-server-ansible-2.9-rpms
注記Red Hat Virtualization (RHV) がホストする仮想マシンとして、Capsule Server をインストールする場合は、Red Hat Common リポジトリーも有効にして、RHV ゲストエージェントとドライバーをインストールする必要があります。詳細は、仮想マシン管理ガイド の Red Hat Enterprise Linux へのゲストエージェントとドライバーのインストール を参照してください。
メタデータを消去します。
# yum clean all
オプション: 必要なリポジトリーが有効になっていることを確認します。
# yum repolist enabled