第6章 ホストベースのサブスクリプションを使用するように仮想マシンを登録
自動アタッチアクティベーションキーを使用して仮想マシンを登録し、これらのマシンがハイパーバイザーからサブスクリプションを継承するようにします。
この手順は、Satellite で Simple Content Access (SCA) が無効になっている場合にのみ有効です。SCA が有効になっている場合は、サブスクリプションをアクティベーションキーに割り当てる必要はありません。代わりに、ホストの管理 の ホストの登録 手順に従って仮想マシンを登録します。新しく作成された組織では、SCA がデフォルトで有効になっていることに注意してください。SCA の詳細は、Simple Content Access を参照してください。
アクティベーションキーの詳細は、コンテンツの管理 の アクティベーションキーの管理 を参照してください。
前提条件
- 自動アタッチが有効で、サブスクリプションが割り当てられていないアクティベーションキーを作成します。
- ホストベースのサブスクリプションを、仮想マシンのハイパーバイザーに割り当てます。
- 仮想マシンのハイパーバイザーを照会する virt-who 設定を作成し、デプロイします。
手順
仮想マシンを Satellite Server に登録されるように設定します。
# yum install http://satellite.example.com/pub/katello-ca-consumer-latest.noarch.rpm
自動アタッチアクティベーションキーを使用して仮想マシンを登録します。
# subscription-manager register --org=organization_label \ --activationkey=activation_key_name
virt-who が仮想マシンが実行されているハイパーバイザーについての情報を提供するのを Satellite Server が待機している間、その仮想マシンは一時サブスクリプションを受け取ります。virt-who からこの情報が提供されると、Satellite Server は仮想マシンに対して永続的なサブスクリプションを割り当てます。
virt-who に報告する別のハイパーバイザーに仮想マシンが移行され、その仮想マシンにホストベースのサブスクリプションが割り当てられている場合、仮想マシンはそのハイパーバイザーからサブスクリプションを継承します。ハイパーバイザーにホストベースのサブスクリプションが割り当てられていない場合は、Satellite Server によってそのハイパーバイザーに対してホストベースのサブスクリプションが自動的に割り当てられ、仮想マシンはそのサブスクリプションを継承します。
virt-who に報告を行わない別のハイパーバイザーに仮想マシンが移行された場合や、ハイパーバイザーに割り当てることができるサブスクリプションが十分にない場合、仮想マシンはサブスクリプションを継承できません。これを回避するには、仮想マシンが移行できるすべてのハイパーバイザーにホストベースのサブスクリプションが割り当てられてられており、virt-who への報告ができることを確認するか、仮想マシンの移行を特定のハイパーバイザーに制限します。