4.22. ジョブウィザードの詳細設定
一部のジョブテンプレートでは、詳細設定を入力する必要があります。一部の詳細設定は、特定のジョブテンプレートにのみ表示されます。以下は、一般的な詳細設定のリストです。
- SSH ユーザー
- SSH でホストに接続する際に使用するユーザー。
- 実効ユーザー
ジョブの実行に使用するユーザー。デフォルトでは、SSH ユーザーです。SSH ユーザーと異なる場合は、アカウントを切り替えるために、設定に応じて su または sudo が使用されます。
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詳細設定で実効ユーザーを設定すると、Ansible が
ansible_become_user
を入力値に設定し、ansible_become
をtrue
に設定します。つまり、Playbook 内でbecome: true
およびbecome_user: My_User
パラメーターを使用すると、これらは Satellite によって上書きされます。 -
SSH ユーザー と 実効ユーザー が同一の場合、Satellite は
become_user
を上書きしません。したがって、Ansible Playbook でカスタムのbecome_user
を設定できます。
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詳細設定で実効ユーザーを設定すると、Ansible が
- 説明
- ジョブの説明テンプレート。
- 強制終了までのタイムアウト時間
- ジョブがまだ終了していない場合に、ジョブを強制終了するまでの時間 (ジョブ開始からの秒数)。
- 取得時間
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クライアントによってジョブが取得されなかった場合に、ジョブをキャンセルするまでの時間 (秒単位)。この設定は、
pull-mqtt
トランスポートを使用するホストにのみ適用されます。 - パスワード
- SSH 認証方式が SSH 鍵ではなくパスワードの場合に使用されます。
- 秘密鍵のパスフレーズ
- SSH 鍵がパスフレーズで保護されている場合に使用されます。
- 実効ユーザーのパスワード
- 実効ユーザーが ssh ユーザーと異なる場合に使用されます。
- 同時実行レベル
- 一度に実行するジョブの最大数を定義します。これにより、多数のホストでジョブを実行する場合に、システムリソースの過負荷を防ぐことができます。
- 実行順序
- ホストでジョブを実行する順序を決定します。アルファベット順またはランダム順で実行できます。