1.8. Ansible 設定のカスタマイズ
Satellite は、Satellite との Ansible 統合に必要な Ansible 設定 (必須) を管理します。ただし、他の Ansible 設定オプションは通常どおりカスタマイズできます。
Satellite は、必須の Ansible 設定を環境変数として /etc/foreman-proxy/ansible.env
に保存します。このファイルは satellite-installer
によって管理されます。
Ansible は、設定ファイルと Capsule によって提供される環境から設定を読み取ります。Ansible 設定をカスタマイズする必要がある場合は、システム全体の /etc/ansible/ansible.cfg
ファイルか、foreman-proxy
ユーザーのホームディレクトリーにある /usr/share/foreman-proxy/.ansible.cfg
ファイルでカスタマイズできます。/usr/share/foreman-proxy/.ansible.cfg
を使用する場合、Satellite によって生成された Ansible は /etc/ansible/ansible.cfg
の設定を無視することに注意してください。
環境変数は ansible.cfg
の値よりも優先されるので、Satellite に必要な基本的な設定が確実に保持される点に注意してください。
次の表は、Satellite によって管理される基本的な Ansible 設定オプションを示しています。
Environment Variable | 設定キー | 説明 |
---|---|---|
ANSIBLE_CALLBACKS_ENABLED | callbacks_enabled |
Satellite へのコールバックを有効にします。バージョン間の互換性を確保する |
ANSIBLE_CALLBACK_WHITELIST | callback_whitelist |
Satellite へのコールバックを有効にします。バージョン間の互換性を確保する |
ANSIBLE_COLLECTIONS_PATHS | collections_paths | Ansible コレクションへのパスのリスト |
ANSIBLE_HOST_KEY_CHECKING | host_key_checking | SSH 接続中のホストキーのチェックを無効にします。 |
ANSIBLE_LOCAL_TEMP | local_tmp | Capsule 上の一時ディレクトリー |
ANSIBLE_ROLES_PATH | roles_path | Ansible ロールへのパスのリスト |
ANSIBLE_SSH_ARGS | ssh_args | SSH 接続に渡される引数 |
関連情報