付録A Satellite で提供される、必須のテクニカルユーザー
Satellite のインストール時に、システムアカウントが作成されます。このアカウントは、ファイルの管理や Satellite に統合されたコンポーネントの所有権を処理する時に使用します。これらのアカウントには、固定の UID と GID が割り当てられている場合と、システム上で次に利用可能な UID と GID が割り当てられてる場合があります。アカウントに割り当てられた UID と GID を制御するには、Satellite のインストール前にアカウントを定義してください。アカウントによっては UID と GID がハードコードされている場合があるので、Satellite のインストール時に作成された全アカウントで、これができるわけではありません。
以下の表は、インストール時に Satellite が作成した全アカウントのリストです。柔軟な UID および GID コラムで はい と指定されているアカウントは、Satellite のインストール前にカスタムの UID と GID を事前定義できます。
システムアカウントのホームディレクトリーとシェルディレクトリーは、Satellite を正常に動作させるのに必要であるため、変更しないでください。
Satellite が作成するローカルユーザーと競合する可能性があるので、Satellite のベースオペレーティングシステムのシステムユーザーには外部アイデンティティープロバイダーを使用できません。
ユーザー名 | UID | グループ名 | GID | 柔軟な UID および GID | Home | Shell |
---|---|---|---|---|---|---|
foreman | 該当なし | foreman | 該当なし | はい | /usr/share/foreman | /sbin/nologin |
foreman-proxy | 該当なし | foreman-proxy | 該当なし | はい | /usr/share/foreman-proxy | /sbin/nologin |
apache | 48 | apache | 48 | いいえ | /usr/share/httpd | /sbin/nologin |
postgres | 26 | postgres | 26 | いいえ | /var/lib/pgsql | /bin/bash |
pulp | 該当なし | pulp | 該当なし | いいえ | 該当なし | /sbin/nologin |
puppet | 52 | puppet | 52 | いいえ | /opt/puppetlabs/server/data/puppetserver | /sbin/nologin |
saslauth | 該当なし | saslauth | 76 | いいえ | /run/saslauthd | /sbin/nologin |
tomcat | 53 | tomcat | 53 | いいえ | /usr/share/tomcat | /bin/nologin |
unbound | 該当なし | unbound | 該当なし | はい | /etc/unbound | /sbin/nologin |