7.4. オフラインの Satellite
セキュリティーレベルの高い環境ではインターネットから切断された、閉じられたネットワークでホストを機能させることが必要になりますが、Red Hat Satellite は、システムに対して最新のセキュリティー更新、エラータ、パッケージおよびその他のコンテンツをプロビジョニングできます。この場合、Satellite Server にはインターネットへの直接のアクセスはありませんが、他のインフラストラクチャーコンポーネントのレイアウトは影響を受けません。オフラインネットワークから Satellite Server をインストールする方法の詳細は、オフラインネットワーク環境での Satellite Server のインストール を参照してください。オフラインの Satellite のアップグレードに関する詳細は、オンラインの Red Hat Satellite の 6.15 へのアップグレード の オフラインの Satellite Server のアップグレード を参照してください。
切断された Satellite Server にコンテンツをインポートする方法は 2 つあります。
- コンテンツ ISO を含む切断された Satellite: このセットアップでは、Red Hat カスタマーポータルからコンテンツと共に ISO イメージをダウンロードし、Satellite Server またはローカル Web サーバーに展開します。その後 Satellite Server のコンテンツをローカルに同期します。これにより、Satellite Server のネットワークの完全な分離が可能になりますが、コンテンツ ISO イメージのリリースは約 6 週間ごとに行われており、すべての製品コンテンツが組み込まれる訳ではありません。コンテンツ ISO イメージが利用可能なサブスクリプションの製品を確認するには、https://access.redhat.com で Red Hat カスタマーポータルにログインし、Downloads > Red Hat Satellite の順に移動して Content ISOs をクリックします。オフラインの Satellite にコンテンツ ISO をインポートする方法については、コンテンツの管理 の コンテンツをローカル CDN サーバーと同期するための Satellite の設定 を参照してください。Satellite Server へのインポート用に redhat.com で以前にホストされていたコンテンツ ISO は非推奨となり、次の Satellite バージョンで削除される予定です。
- 切断された Satellite で、Satellite 間の同期: このセットアップでは、接続する Satellite Server をインストールし、そこからコンテンツをエクスポートして、ストレージデバイスを使用して切断された Satellite にコンテンツを設定します。これにより、Red Hat が提供するコンテンツとカスタムコンテンツの両方を、指定した頻度でエクスポートできますが、別のサブスクリプションで追加のサーバーをデプロイする必要があります。Satellite で Inter-Satellite Synchronization を設定する方法については、コンテンツの管理 の Satellite Server 間でのコンテンツの同期 を参照してください。
切断された Satellite Server にコンテンツをインポートする上記の方法を使用して、接続されている Satellite の初期設定処理を加速することもできます。