7.3. サービスの同期
デフォルトでは、サイトを作成すると、そのサイトは他のデフォルトサイトのすべてのサービスを同期できるようになります。これは、サービスネットワーク上で公開されているすべてのサービスが現在のサイトで利用できることを意味します。たとえば、バックエンドサービスを east
サイトで公開すると、そのサービスは west
サイトで自動的に作成されます。
ただし、利用可能なサービスをより細かく制御する場合は、service-sync
を無効化できます。次の場合にこれが必要になる可能性があります。
- 多くのサービスを公開していますが、すべてのサービスがすべてのサイトで必要なわけではない
- 特定のサイトで特定のサービスが利用できないのではないかと懸念している
サービスの同期を無効にするには、以下を実行します。
$ skupper init --service-sync false
または、以下の YAML を使用します。
apiVersion: v1 kind: ConfigMap metadata: name: skupper-site data: name: my-site service-sync: false
同期が有効になっているかどうかを確認するには、以下のコマンド出力で service-sync
の値を確認します。
$ kubectl get cm skupper-site -o json
service-sync を無効にし、特定のサイトで公開されたサービスを利用する場合は、次のコマンドを使用してそのサービスを作成できます。
skupper service create <name> <port>
ここで、<name>
はサービスが公開されているサイト上のサービス名であり、<port>
はそのサービスを公開するために使用されるポートです。
注記:
-
2 つのサイト間でサービスを同期するかどうかを検討する場合、両方のサイトで
service-sync
を有効にする必要があります。 -
サイトで
skupper service delete
コマンドを使用する場合、そのコマンドは、そのサイトでサービスが作成された場合にのみ機能します。 -
Podman サイトは
service-sync
をサポートしていません。