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第3章 操作モードの選択

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実稼働環境で Red Hat Single Sign-On をデプロイする前に、使用する操作モードを決定する必要があります。クラスター内で Red Hat Single Sign-On を実行しますか ?サーバー設定を一元管理する方法が必要ですか ?操作モードを選択すると、データベースの設定方法、キャッシュの設定方法、およびサーバーの起動方法に影響を及ぼします。

ヒント

Red Hat Single Sign-On は、JBoss EAP Application Server 上に構築されています。本ガイドでは、特定モードでのデプロイメントの基本についてのみ説明します。これに関する特定の情報が必要な場合は、JBoss EAP の 設定ガイド を参照してください。

3.1. スタンドアロンモード

スタンドアロン操作モードは、1 つの Red Hat Single Sign-On サーバーインスタンスのみを実行する場合に便利です。クラスター化されたデプロイメントには使用できず、すべてのキャッシュは分散されず、ローカル専用となります。単一障害点が発生するため、本番環境でスタンドアロンモードを使用することはお勧めしません。スタンドアロンモードサーバーがダウンした場合は、ユーザーはログインできなくなります。このモードは、Red Hat Single Sign-On の機能をテストしたり、試したりする場合にのみ便利です。

3.1.1. スタンドアロン起動スクリプト

スタンドアロンモードでサーバーを実行する場合は、オペレーティングシステムに応じて、サーバーを起動するために特定のスクリプトを実行する必要があります。このスクリプトは、サーバーディストリビューションの bin/ ディレクトリーにあります。

スタンドアロン起動スクリプト

standalone boot files

サーバーを起動するには、次のコマンドを実行します。

Linux/Unix

$ .../bin/standalone.sh

Windows

> ...\bin\standalone.bat

3.1.2. スタンドアロン設定

このガイドの大部分では、Red Hat Single Sign-On のインフラストラクチャーレベルの側面を設定する方法について説明します。これらの側面は、Red Hat Single Sign-On が派生したアプリケーションサーバーに固有の設定ファイルで設定されます。スタンドアロン操作モードでは、このファイルは …​/standalone/configuration/standalone.xml にあります。このファイルは、Red Hat Single Sign-On コンポーネントに固有のインフラストラクチャー以外のレベルの設定にも使用されます。

スタンドアロン設定ファイル

standalone config file

警告

サーバーの実行中にこのファイルに加える変更は適用されず、サーバーによって上書きされる場合もあります。代わりに、JBoss EAP のコマンドラインスクリプトまたは Web コンソールを使用します。詳細は、JBoss EAP の 設定ガイド を参照してください。

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