第2章 Software Collections のパッケージ化
本章では、Software Collections のパッケージ化について説明します。
2.1. 独自のソフトウェアコレクションの作成
通常、以下の 2 つの方法のいずれかを使用して、既存の Software Collection に依存するアプリケーションをデプロイすることができます。
- 必要な Software Collections およびパッケージをすべて手動でインストールしてから、アプリケーションをデプロイする、または
- アプリケーションの新しい Software Collection を作成します。
アプリケーション用に新しい Software Collection を作成する場合:
- Software Collection メタパッケージの作成
- 各 Software Collection にはメタパッケージが含まれており、ユーザーは Software Collection で最も一般的なタスクを実行するために必要な Software Collection パッケージのサブセットをインストールします。メタパッケージの作成に関する詳細は、「メタパッケージ」 を参照してください。
- Software Collection の root ディレクトリーの場所を指定することを検討する
- Software Collection の spec ファイルに
%_scl_prefixマクロを設定して、Software Collection の root ディレクトリーの場所を指定することが推奨されます。詳細は、「Software Collection Root ディレクトリー」 を参照してください。 - Software Collection パッケージの名前の接頭辞付けを検討する
- Software Collection パッケージの名前の前には、ベンダーおよび Software Collection の名前を付けることが推奨されます。詳細は、「Software Collection 接頭辞」 を参照してください。
- アプリケーションに必要なすべての Software Collections およびその他のパッケージを依存関係として指定します。
- アプリケーションに必要なすべての Software Collections およびその他のパッケージが、Software Collection の依存関係として指定されていることを確認します。詳細は、「Software Collection を別の Software Collection に依存させる」 を参照してください。
- 既存の従来のパッケージを変換または新しい Software Collection パッケージの作成
- Software Collection パッケージの spec ファイルのすべてのマクロが条件を使用していることを確認します。既存パッケージの spec ファイルを変換する方法は、「従来の spec ファイルの変換」を参照してください。
- Software Collection の構築
- Software Collection のメタパッケージを作成し、Software Collection のパッケージを変換または作成したら、rpmbuild ユーティリティーを使用して Software Collection を構築できます。詳細は、「Software Collection の構築」 を参照してください。
