1.2. Trusted Artifact Signer データのバックアップ
OpenShift API Data Protection (OADP) Operator をインストールし、インスタンスをデプロイすると、ボリュームスナップショットリソースと、Red Hat Trusted Artifact Signer データをバックアップするためのバックアップリソースを作成できます。
前提条件
- Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.13 以降
-
cluster-admin
ロールでの OpenShift Web コンソールへのアクセス。 - OADP Operator のインストール。
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oc
バイナリーがインストールされているワークステーション。
手順
ワークステーションでターミナルを開き、OpenShift にログインします。
構文
oc login --token=TOKEN --server=SERVER_URL_AND_PORT
例
$ oc login --token=sha256~ZvFDBvoIYAbVECixS4-WmkN4RfnNd8Neh3y1WuiFPXC --server=https://example.com:6443
注記OpenShift Web コンソールからコマンドラインで使用するログイントークンと URL を確認できます。OpenShift Web コンソールにログインします。ユーザー名をクリックし、Copy login command をクリックします。入力を求められた場合はユーザー名とパスワードをもう一度入力し、Display Token をクリックしてコマンドを表示します。
VolumeSnapshotClass
リソースを見つけて編集します。例
$ oc get VolumeSnapshotClass -n openshift-adp $ oc edit VolumeSnapshotClass csi-aws-vsc -n openshift-adp
リソースファイル内の次の値を更新します。
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metadata.labels
セクションの下に、velero.io/csi-volumesnapshot-class: "true"
ラベルを追加します。 - 変更を保存し、エディターを終了します。
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Backup
リソースを作成します。例
$ cat <<EOF | oc apply -f - apiVersion: velero.io/v1 kind: Backup metadata: name: rhtas-backup labels: velero.io/storage-location: velero-1 namespace: openshift-adp spec: schedule: 0 7 * * * hooks: {} includedNamespaces: - trusted-artifact-signer includedResources: [] excludedResources: [] snapshotMoveData: true storageLocation: velero-1 ttl: 720h0m0s EOF
このバックアップを実行するための Cron スケジュールを有効にするには、スケジュールプロパティーを追加します。この例では、このバックアップリソースは毎日午前 7 時に実行されます。
デフォルトでは、すべてのリソースは、trusted-artifact-signer 名前空間内でバックアップされます。includeResources プロパティーまたは excludedResources プロパティーを使用して、含めるリソースまたは除外するリソースを指定できます。
重要バックアップターゲットのストレージクラスによっては、バックアップを成功させるために永続ボリュームを継続的に使用することはできません。