1.2. Operator Lifecycle Manager を使用して Trusted Profile Analyzer をインストールする
Red Hat Trusted Profile Analyzer (RHTPA) Operator をインストールし、OpenShift の Operator Lifecycle Manager (OLM) を使用して RHTPA サービスをデプロイできます。このデプロイメントにより、基本的な RHTPA 環境と、サービスを管理するための Web ベースのユーザーインターフェイス (UI) が提供されます。Red Hat のシングルサインオン (SSO) テクノロジーまたは Amazon Web Services (AWS) の Cognito のいずれかを OpenID Connect (OIDC) プロバイダーとして設定できます。ストレージには、Red Hat の OpenShift Data Foundation または AWS S3 のいずれかを設定できます。また、PostgreSQL データベースを設定するか、Amazon のリレーショナルデータベースサービス (RDS) を使用してアドバイザリーデータと分析データを保存することもできます。
OpenShift への RHTPA Operator のデプロイは、テクノロジープレビュー機能です。テクノロジープレビュー機能は、Red Hat の実稼働環境のサービスレベルアグリーメント (SLA) ではサポートされず、機能的に完全ではないことがあるため、Red Hat では実稼働環境での使用を推奨していません。これらの機能により、今後の製品機能への早期アクセスが可能になり、お客様は開発プロセス中に機能をテストし、フィードバックを提供できるようになります。詳細は、Red Hat テクノロジープレビュー機能のサポート範囲 を参照してください。
前提条件
- Red Hat OpenShift Container Platform 4.16 以降。
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cluster-admin
ロールでの OpenShift Web コンソールへのアクセス。 - 設定された OIDC プロバイダー (Red Hat の SSO または Amazon Cognito のいずれか)。
- ストレージプロバイダー (Red Hat OpenShift Data Foundation または Amazon S3)。
- 利用可能な PostgreSQL または Amazon RDS データベースインスタンス。
手順
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cluster-admin
ロールを持つユーザーで OpenShift Web コンソールにログインします。 - Administrator パースペクティブで、Operators ナビゲーションメニューを展開し、OperatorHub をクリックします。
- 検索フィールドに trusted と入力し、Red Hat Trusted Profile Analyzer タイルをクリックします。
- Install ボタンをクリックして、Operator の詳細を表示します。
- Install Operator ページで、ドロップダウンメニューからインストール名前空間を選択するか、新しいプロジェクト名前空間を作成します。残りのデフォルト値を受け入れて、Install ボタンをクリックします。インストールが完了するまで待ちます。
- RHTPA Operator のインストールが完了したら、View Operator ボタンをクリックします。
Trusted Profile Analyzer サービスをデプロイします。
- Red Hat Trusted Profile Analyzer Operator ページの Details タブで、TrustedProfileAnalyzer タイルの Create instance リンクをクリックします。
- Create TrustedProfileAnalyzer ページで、YAML view を選択します。
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AWS services または Red Hat services の Helm チャートから OIDC プロバイダー、ストレージ、およびインポーターセクションをコピーし、
spec
セクションに貼り付けます。 - 環境に合わせて OIDC プロバイダー、ストレージ、およびインポーターの値を更新します。
- Create ボタンをクリックします。
- Pod が稼働していることを確認して、新しい Trusted Profile Analyzer サービスの健全性を確認できます。アクセスルート URL が公開されていること、Trusted Profile Analyzer サービスにアクセスできることも検証できます。