第4章 Red Hat Virtualization Manager に関連したタスク
4.1. Red Hat Virtualization Manager の削除
engine-cleanup
コマンドを使用して、Red Hat Virtualization Manager の特定またはすべてのコンポーネントを削除することができます。
注記
engine データベースのバックアップおよび PKI キーや設定の圧縮アーカイブは常に自動で作成されます。これらのファイルは、
/var/lib/ovirt-engine/backups/
に配置されており、ファイル名に日付とそれぞれ engine-
と engine-pki-
が含まれています。
手順4.1 Red Hat Virtualization Manager の削除
- Red Hat Virtualization Manager がインストールされているマシンで、以下のコマンドを実行します。
# engine-cleanup
- Red Hat Virtualization Manager コンポーネントをすべて削除するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。
- 全コンポーネントを削除するには、
Yes
と入力してから Enter を押します。Do you want to remove all components? (Yes, No) [Yes]:
- 削除するコンポーネントを選択するには、
No
と入力して Enter を押します。各コンポーネントを保持するか削除するかを個別に選択することができます。Do you want to remove Engine database content? All data will be lost (Yes, No) [No]: Do you want to remove PKI keys? (Yes, No) [No]: Do you want to remove PKI configuration? (Yes, No) [No]: Do you want to remove Apache SSL configuration? (Yes, No) [No]:
- この段階でも Red Hat Virtualization Manager の削除を中止することができます。削除を続行した場合には、
ovirt-engine
サービスが停止し、選択したオプションに従って環境の設定が削除されます。During execution engine service will be stopped (OK, Cancel) [OK]: ovirt-engine is about to be removed, data will be lost (OK, Cancel) [Cancel]:OK
- Red Hat Virtualization パッケージを削除します。
# yum remove rhevm* vdsm-bootstrap