付録D ovirt-fast-forward-upgrade を使用した Red Hat Virtualization Manager 4.2 へのアップグレード


Red Hat Virtualization 4.0 以降のバージョンをインストールしている場合は、ovirt-fast-forward-upgrade ツールを使用して Manager を最新バージョンにアップグレードすることができます。ovirt-fast-forward-upgrade は現在の Manager のバージョンを検出し、アップグレードが利用可能かどうかを確認します。アップグレードが利用可能であれば、ツールは Manager を次のメジャーバージョンにアップグレードし、最新のバージョンがインストールされるまで Manager のアップグレードを続けます。

注記

ovirt-fast-forward-upgrade では Manager がアップグレードされます。ホストをアップグレードするには、「ホストの手動更新」を参照してください。

ovirt-fast-forward-upgrade を使用したアップグレード

  1. ovirt-fast-forward-upgrade ツールをインストールします。

    # yum install ovirt-fast-forward-upgrade
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  2. 以下のコマンドを実行して Manager をアップグレードします。同時に、現在のバージョンのバックアップが作成されます。

    # ovirt-fast-forward-upgrade --backup --backup-dir=/backup
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    注記

    Red Hat では、--backup および --backup-dir オプションを使用して、現在の Manager のバックアップを作成することを推奨します。バックアップのディレクトリーを指定しないと、バックアップは /tmp に保存されます。

    --backup オプションは engine-backup ツールに対するラッパーで、以下のコマンドを実行するのと等価です。

    # engine-backup --scope=all --mode=backup --file=file_name --log=log_file_name
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    バックアップを復元するには、restore モードで engine-backup を実行します。

    # engine-backup --mode=restore
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    詳細については、『管理ガイド』「Red Hat Virtualization Manager のバックアップと復元」を参照してください。

    あるいは、バックアップを作成せずにアップグレードするには、以下のコマンドを実行します。

    # ovirt-fast-forward-upgrade
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  3. エラーが発生した場合には、ログ (/var/log/ovirt-engine/ovirt-fast-forward-upgrade.log) を確認してください。
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