1.2. Red Hat Virtualization 4.2 から 4.3 へのセルフホストエンジンのアップグレード
セルフホストエンジン環境をバージョン 4.2 から 4.3 にアップグレードするステップは、以下のとおりです。
- 正しいリポジトリーを有効にするなど、前提条件を満たしていることを確認する
- Log Collection Analysis ツールおよび Image Discrepancies ツールを使用して、アップグレードの正常な完了を妨げる問題がないか確認する
- 環境をグローバルメンテナンスモードに切り替える
- 4.2 Manager を最新バージョンの 4.2 に更新する
- Manager を 4.2 から 4.3 にアップグレードする
- グローバルメンテナンスモードを無効にする
- セルフホストエンジンノードおよび通常のホストをアップグレードする
- クラスターの互換バージョンを更新する
- 実行中またはサスペンド中の仮想マシンをすべて再起動して、設定を更新する
- データセンターの互換バージョンを更新する
- 以前に SHA-1 証明書を SHA-256 証明書に置き換えずに 4.2 にアップグレードした場合は、ここで証明書を置き換える
1.2.1. 前提条件
- 仮想マシンで必要となるダウンタイムについて計画されていること。アップグレードプロセスでクラスターの互換バージョンを更新した後、それぞれの仮想マシンを再起動すると新しいハードウェア設定が自動的に適用されます。すべての実行中またはサスペンド中の仮想マシンを直ちに再起動して、設定変更を適用する必要があります。
- お使いの環境が Red Hat Virtualization 4.4 の要件を満たしていること。すべての前提条件の一覧は、Planning and Prerequisites Guide の Requirements を参照してください。
- Red Hat Virtualization Manager をアップグレードする場合には、既存ホストのいずれかを使用することが推奨されます。新規ホストの使用を選択する場合は、アップグレード手順を開始する前に、新規ホストに一意の名前を割り当ててから、既存のクラスターに追加する必要があります。