2.2. Enterprise Application Platform 5 の変更点


Enterprise Application Platform 5 ディストリビューションのディストリビューションレイアウトや設定情報は Enterprise Application Platform 4.x シリーズと同様ですが、重要な違いが数点あります。本項ではその違いを簡単に取り上げます。

2.2.1. ディストリビューションレイアウトの違い

jboss-as ディレクトリのディレクトリ構造を以下にまとめています。
  • /bin — スクリプトと run.jar の実行が含まれます。
  • /client — クライアント JAR が含まれます。

    注記

    以前は、JBoss クライアントライブラリは、jbossall-client.jar の中に保管されていました。現在はその代わりに、Classpath マニフェストエントリを通じて参照されるようになりました。これにより、すべてのライブラリを交換することなく、細かくライブラリを更新することができます。これには、実際の client/*.jar ライブラリだけでなくマップまたはインデックスの働きをする jbossall-client.jar が必要となります。
  • /common/lib — この新規共有場所に移動した各種設定に共通の共有ライブラリが含まれています。これにより、ディストリビューションで同じライブラリに複数のコピーを持つ必要性がなくなります。
    共通ライブラリディレクトリの場所は次のプロパティによって制御されます。
    • jboss.common.base.url — デフォルト値は ${jboss.home.url}/common です。
    • jboss.common.lib.url — デフォルト値は ${jboss.common.base.url}/lib です。
    -D のフラグが付いた JAVA_OPTSrun.conf でプロパティを設定できます。
    JAVA_OPTS="[...] -Djboss.common.base.url=$URL1 -Djboss.common.lib.url=$URL2"
    
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    共通ライブラリディレクトリは minimal 設定以外の全ての設定タイプによって共有されます。共有ライブラリは、各設定の conf/jboss-service.xml の最初に参照されます。
    <classpath codebase="${jboss.server.lib.url}" archives="*"/>
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    各ディレクトリの library ディレクトリは、空のディレクトリであるものもありますが ($JBOSS_HOME/server/default/lib/ など)、そのまま維持されます。
  • /docs — スキーマ、ドキュメントタイプの宣言、例、ライセンスが含まれます。大部分のデプロイメントの記述子は、XML スキーマ定義 (XSD、XML Schema Definitions) を使用するようになりました。jboss-app は例外で、jboss-app_5_0.dtd を使用します。JBoss Web は jboss-web_5_1.xsd を使用します。Enterprise JavaBeans 3.0 のデプロイメントには、jboss_5_1.xsd が推奨されるスキーマです。Enterprise JavaBeans 2.0 のデプロイメントは、jboss_x_x.dtd を使用する必要があります。
  • /lib — コアのブートストラップ JAR が含まれます。マイクロコンテナーと jboss-common の分割に対応するため若干変更がありました。
  • /server — サーバー設定用のディレクトリを格納します。
    • $PROFILE — 特定のサーバープロファイルの設定詳細が含まれます。
      • /conf
        • bootstrap.xml — 新しいカーネルのブートストラップの設定です。各サブシステムを設定する Beans を含む他の設定ファイルを参照します。
        • bindingservice.beans
          • /META-INF
            • bindings-jboss-beans.xml — 必要なポートバインディングが含まれます。
          • jboss-bindingservice.jar
        • /bootstrap
          • vfs.xml — 仮想ファイルシステムを初期化します。
          • classloader.xml
          • aop.xml
          • jmx.xml — JMX レガシーサポートです。
          • deployers.xml
          • profile-repository.xml — ProfileService が有効なデプロイメントリポジトリです。
        • jax-ws-catalog.xml — Oasis Catalog 主導の Schema/DTD 名前空間設定ファイルです。
        • jbossts-properties.xml — 新しい JBossTS プロパティが含まれます。
        • jboss-service.xml — 互換性を保持するためにレガシな静的に管理された Beans が含まれます。
        • jndi.properties — JNDI 設定プロパティが含まれます。
        • log4j.xml — log4j 設定情報が含まれます。
        • login-config.xml — JAAS ログイン設定情報が含まれます。
        • /props — デフォルトの JAAS ログインプロパティファイルを格納します。
        • standardjbosscmp-jdbc.xml — CMP2 設定情報が含まれます。
        • standardjboss.xml — Enterprise JavaBean 2.0 設定情報が含まれます。
        • /xmdesc — レガシな XML が管理する Bean 記述子を格納します。
      • /deploy
        • jca-jboss-beans.xml
        • hdscanner-jboss-beans.xml — ホットデプロイメントスキャナーが含まれます。
        • legacy-invokers-service.xml
        • profileservice-jboss-beans.xml
        • remoting-jboss-beans.xml
        • transaction-jboss-beans.xml
        • vfs-jboss-beans.xml
      • /deployers — 新しい VDF デプロイヤーを格納します。
        • /bsh-deployer — Beanshell デプロイヤーを格納します。
        • ejb3.deployer — Enterprise JavaBean 3.0 デプロイヤーを格納します。
        • jboss-aop-jboss5.deployer — アスペクトデプロイヤーを格納します。
        • jboss-jca.deployer — JCA デプロイヤーを格納します。
        • jbossweb.deployer — WAR デプロイヤーを格納します。
        • jbossws.deployer — Web サービスデプロイヤーを格納します。
        • seam.deployer — Seam デプロイヤーを格納します。
        • clustering-deployers-jboss-beans.xml
        • dependency-deployers-jboss-beans.xml
        • directory-deployer-jboss-beans.xml
        • ear-deployer-jboss-beans.xml
        • ejb-deployer-jboss-beans.xml
        • hibernate-deployer-jboss-beans.xml
        • logbridge-boss-beans.xml
        • jsr77-deployers-jboss-beans.xml — JSR-77 (J2EE 管理) サポートが含まれます。
        • metadata-deployer-jboss-beans.xml — メタデータハンドラが含まれます。
        • messaging-definitions-jboss-beans.xml — 管理オブジェクトに JMS デスティネーションをマップするために必要なデータが含まれます。
        • security-deployer-jboss-beans.xml — セキュリティデプロイヤが含まれます。
        • xnio.deployer
        • jboss-threads.deployer
      • /lib — 静的なライブラリ JAR を格納します。以前このディレクトリに格納されていた JAR の一部は common/lib ディレクトリのトップレベルに移動しました。
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