10.6.2. トランザクションデータソースの設定
10.6.2.1. JTA トランザクションを使用するようにデータソースを設定
概要
ここでは、データソースで Java Transactions API (JTA) を有効にする方法を説明します。
要件
このタスクを行う前に、 次の条件を満たす必要があります。
- お使いのデータベースまたはその他のリソースが JTA をサポートしている必要があります。不明な場合は、データソースまたはリソースの文書を参照してください。
- データベースを作成する必要があります。「管理インターフェースによる非 XA データソースの作成」 を参照してください。
- JBoss Enterprise Application Platform を停止します。
- テキストエディターで設定ファイルを直接編集できる権限を持たなければなりません。
手順10.1 JTA トランザクションを使用するようデータソースを設定する
テキストエディターで設定ファイルを開きます。
JBoss Enterprise Application Platform を管理対象ドメインまたはスタンドアロンサーバーで実行するかによって、設定ファイルの場所は異なります。管理対象ドメイン
管理対象ドメインのデフォルトの設定ファイルは、Red Hat Enterprise Linux の場合はEAP_HOME/domain/configuration/domain.xml
にあります。Microsoft Windows サーバーの場合はEAP_HOME\domain\configuration\domain.xml
にあります。スタンドアロンサーバー
スタンドアロンサーバーのデフォルトの設定ファイルは、Red Hat Enterprise Linux の場合はEAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml
にあります。Microsoft Windows サーバーの場合はEAP_HOME\standalone\configuration\standalone.xml
にあります。
お使いのデータソースに対応する
<datasource>
タグを探します。データソースのjndi-name
属性には作成時に指定した属性が設定されます。例えば、 ExampleDS データソースは次のようになります。<datasource jndi-name="java:jboss/datasources/ExampleDS" pool-name="H2DS" enabled="true" jta="true" use-java-context="true" use-ccm="true">
jta
属性をtrue
に設定します。上記のように、jta="true"
を<datasource>
タグの内容に追加します。設定ファイルを保存します。
設定ファイルを保存しテキストエディターを終了します。JBoss Enterprise Application Platform を起動します。
JBoss Enterprise Application Platform 6 サーバーを再起動します。
結果
JBoss Enterprise Application Platform が起動し、データソースが JTA トランザクションを使用するように設定されます。