9.2. CDI の使用


9.2.1. 最初の手順

9.2.1.1. CDI の有効化

概要

コンテキストと依存性の注入 (CDI: Contexts and Dependency Injection) は、JBoss EAP 6 の中核的なテクノロジーの 1 つであり、デフォルトで有効になります。何らかの理由で無効になっている場合は、以下の手順に従って有効にする必要があります。

手順9.1 JBoss EAP 6 での CDI の有効化

  1. 設定ファイルで、CDI サブシステムの詳細がコメントアウトされているかどうかを確認します。

    サブシステムは、domain.xml または standalone.xml 設定ファイルの該当するセクションをコメントアウトするか、該当するセクション全体を削除することにより、無効にできます。
    EAP_HOME/domain/configuration/domain.xml または EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml で CDI サブシステムを検索するには、以下の文字列を検索します。この文字列が存在する場合、<extensions> セクション内部に存在します。
    <extension module="org.jboss.as.weld"/>
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    また、使用しているプロファイルに以下の行が含まれている必要があります。プロファイルは、<profiles> セクション内の個別の <profile> 要素です。
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:weld:1.0"/>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  2. ファイルを編集する前に、JBoss EAP 6 を停止します。

    JBoss EAP 6 により実行中に設定ファイルが変更されるため、設定ファイルを直接編集する前にサーバーを停止する必要があります。
  3. CDI サブシステムを復元するよう設定ファイルを編集します。

    CDI サブシステムがコメントアウトされている場合は、コメントを削除します。
    CDI サブシステムが完全に削除されたら、次の行を、</extensions> タグのすぐ上にある新しい行に追加することにより、CDI サブシステムを復元します。
    <extension module="org.jboss.as.weld"/>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  4. さらに、以下の行を <profiles> セクションの関係するプロファイルに追加する必要があります。
    <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:weld:1.0"/>
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  5. JBoss EAP 6 を再起動します。

    更新された設定で JBoss EAP 6 を起動します。
結果

JBoss EAP 6 は、CDI サブシステムが有効になった状態で起動します。

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