4.3.2. JBoss EAP インストールプログラムの実行


JBoss EAP インストールプログラムは、グラフィカルモードまたはテキストモードで実行できます。このトピックでは、グラフィカルモードでインストールプログラムを実行するコマンドについて説明します。

手順4.5 JBoss EAP インストールプログラムの実行

  1. ターミナルを開き、ダウンロードされたインストールプログラム JAR を含むディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力します。
    java -jar jboss-eap-6.3.0-installer.jar
    Copy to Clipboard Toggle word wrap
  3. 以下の表の手順を実行します。
Expand
表4.2 JBoss EAP インストールプログラムの画面
画面の名前
表示されるタイミング
説明
常時
インストールプログラムの言語を選択し、OK をクリックします。
常時
RED HAT JBOSS MIDDLEWARE の EULA。
「I accept the terms of this license agreement (ライセンス契約の内容に同意します)」を選択し、Next (次へ) をクリックします。
常時
JBoss EAP のインストールパスを選択し、Next (次へ) をクリックします。新しいディレクトリーを作成するか、指定されたディレクトリーを置き換える (ディレクトリーが存在する場合) よう求められます。
常時
インストールするパックを選択します。必須パックは選択解除できません。
常時
管理ユーザーを作成し、パスワードを割り当てます。パスワードは少なくとも 8 文字長である必要があり、1 つの英字、1 つの数字、および英数字以外の 1 つの文字を使用します。次に、Next (次へ) をクリックします。
常時
クイックスタートサンプルをインストールします。クイックスタートサンプルをインストールする場合は、Yes (はい) を選択し、インストールパスを選択します。クイックスタートサンプルをインストールしない場合は、No (いいえ) を選択します。次に、Next (次へ) をクリックします。
クイックスタートサンプルのインストールを選択したとき
クイックスタートでは、パブリックでホストされた Maven リポジトリーを使用できます。デフォルトの選択では、インストールでこのリポジトリーを使用するよう自動的に設定されます。これはクイックスタートを実行する最も簡単な方法です。必要な場合は、ローカルにインストールされたリポジトリーへのパスを指定します (Maven 設定ファイルがデフォルトの場所にない場合はパスを指定します)。
常時
インストールでデフォルトポートバインディングを使用するか、カスタムポートバインディングを設定するか、すべてのデフォルトバインディングのポートオフセットを設定するかを決定します。カスタムバインディングを選択する場合は、スタンドアロンモード、ドメインモード、またはその両方のポートを設定するかどうかを選択します。ポートオフセットを設定する場合は、オフセットを選択します。次に、Next (次へ) をクリックします。
スタンドアロンモードにカスタムポートバインディングを設定することを選択したとき
さまざまなスタンドアロンモードに対してポートプロパティーとシステムプロパティーを選択し、 Next (次へ) をクリックします。
ドメインモードにカスタムポートバインディングを設定することを選択したとき
さまざまなドメインモードに対してポートプロパティーとシステムプロパティーを選択し、 Next (次へ) をクリックします。
常時
インストールプロセスの完了時に必要な起動オプションを選択します。次に、Next (次へ) をクリックします。
常時
Yes (はい) を選択してログレベルを設定するか、No (いいえ) を選択してこの設定を省略します。次に、Next (次へ) をクリックします。
常時
Perform default configuration (デフォルト設定の実行) を選択し、Next (次へ) をクリックして作業を続行します。
常時
選択を確認し、Next (次へ) をクリックします。
常時
インストールが完了すると、Next (次へ) をクリックします。
ランタイム環境の詳細設定のパスワードボールトをインストールすることを選択したとき
暗号化されたキーストアにすべての機密パスワードを保存するようパスワードボールトを設定し、Next (次へ) をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』の「キーストアパスワードのマスキングとパスワード vault の初期化」を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定の SSL セキュリティーを有効にすることを選択したとき
EAP 管理インターフェースをセキュアにするために SSL キーストアを設定します。次に、Next (次へ) をクリックします。詳細については、『セキュリティーガイド』の「SSL 暗号化キーおよび証明書の生成」を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定の LDAP 設定を有効にすることを選択したとき
LDAP ディレクトリーサーバーを管理コンソール、管理 CLI、または管理 API の認証ソースとして使用するよう LDAP 認証を有効にします。有効にしたら、Next (次へ) をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』の「管理インターフェースに対する LDAP を使用した認証」を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定の Infinispan キャッシュをインストールすることを選択したとき
キャッシュされたデータを管理するために Infinispan キャッシュを作成します。Infinispan の名前を指定し、他のフィールドを設定して、Next (次へ) をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』の第 14 章「Infinispan」を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定でセキュリティードメインを追加することを選択したとき
PicketBox により提供されたサービスを JBoss EAP サービスインスタンスに組み込むようにセキュリティードメインを設定します。ほとんどのフィールドにはすでにデフォルト値が設定されており、変更は必要ありません。設定後に、Next (次へ) をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』の「セキュリティードメイン」を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定で JDBC ドライバーをインストールすることを選択したとき
アプリケーションコードを該当するデータベース言語に変換するために、JDBC ドライバーをインストールし、セットアップします。「Driver Vendor (ドライバーベンダー)」ドロップダウンリストに表示されたサポート対象ドライバーのリストから適切なドライバーを選択します。詳細については、『管理および設定ガイド』の第 6 章「データソース管理」を参照してください。
ランタイム環境の詳細設定でデータソースをインストールすることを選択したとき
アプリケーションで使用できるデータソースを設定します。データソースの名前を指定し、他のフィールドを設定して、Next (次へ) をクリックします。詳細については、『管理および設定ガイド』の「データソース設定」を参照してください。
常時
処理が完了したら、Next (次へ) をクリックします。
常時
ショートカットを作成するかどうかと、ショートカットの設定方法を選択します。次に、Next (次へ) をクリックします。
常時
選択されたインストールオプションを使用する場合は、Generate installation script and properties file (インストールスクリプトおよびプロパティーファイルの生成) をクリックします。次に、Done (完了) をクリックします。
インストールが完了します。
結果

インストールが完了し、ターゲットマシンに JBoss EAP 6 がインストールされます。

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