第5章 Red Hat Directory Server 11.6
Directory Server 11.6 に実装された新しいシステム要件、主な更新および新機能、既知の問題、および非推奨の機能について説明します。
5.1. 主な更新と新機能
このセクションでは、Directory Server 11.6 の新機能と重要な更新について説明します。
Directory Server がバージョン 1.4.3.31 にリベース
389-ds-base
パッケージはアップストリームバージョン 1.4.3.31 にアップグレードされました。
LDAP ブラウザーへの完全対応
この機能拡張により、Web コンソールの LDAP Browser
タブから LDAP エントリーを管理できます。たとえば、以下を行うことができます。
- ツリー ビューまたは テーブル ビューを使用してディレクトリーを参照します。
- ユーザー、グループ、組織単位 (OU)、カスタムエントリーなどのエントリーを管理します。
- アクセス制御命令 (ACI) を管理します。
- サービス定義 (CoS) のクラスを管理します。
- エントリーを検索します。
389-ds-base
パッケージで強調表示された更新と新機能
389-ds-base
パッケージに含まれている Red Hat Directory Server の機能は、Red Hat Enterprise Linux 8.7 リリースノートに記載されています。