2.5.3. grub.conf ファイル内での ACPI の完全無効化
ACPI Soft-Off を無効にするための推奨されるメソッドは、
chkconfig
管理 (「chkconfig
管理を使用した ACPI Soft-Off の無効化」) を使用することです。使用中のクラスターにこの推奨されるメソッドが効果的でない場合は、BIOS 電源管理 (「BIOS を使用した ACPI Soft-Off の無効化」) を使用して ACPI Soft-Off を無効にできます。どのメソッドも効果的でない場合は、grub.conf
ファイルのカーネルブートコマンドラインに acpi=off
を追記すると ACPI を完全に無効にできます。
重要
このメソッドは ACPI を完全に無効にします。ACPI が完全に無効の場合、一部のコンピューターは正しく起動しません。このメソッドは、他のメソッドがご使用のクラスターに効果的でない場合に のみ 使用してください。
以下のようにして、各クラスターの
grub.conf
ファイルを編集することにより ACPI を完全に無効にできます。
- テキストエディターで
/boot/grub/grub.conf
を開きます。 - ノードを再起動します。
- クラスターが設定され稼働している間に、フェンスされた時点でノードが直ちにオフになることを確認します。
注記
ノードはfence_node
コマンド、又は Conga でフェンスできます。
例2.2 acpi=off
が追記されたカーネルブートコマンドライン
この例では、
acpi=off
がカーネルブートコマンドライン (「kernel /vmlinuz-2.6.32-193.el6.x86_64.img」で始まる行) に追加されました。