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3.3. パフォーマンス

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シングル CPU のみに対応していた古い仮想化バージョンでは、仮想マシンは明らかなパフォーマンスの限界を経験しました。これにより、仮想化ソリューションは遅い、という長期にわたる誤解が生み出されました。
しかし、最近の状況は変わりました。最新の仮想化技術により、仮想マシンのスピードは格段に速くなりました。通常のサーバーアプリケーションの仮想マシン上での効率性は、ベアメタルシステム上とほぼ同一であることがベンチマークで示されています。
  • Red Hat Enterprise Linux 6.4 および KVM は、IBM DB2 データベースと共に完全に仮想化された x86 環境で実行され、ベアメタルパフォーマンスの 88% を実現することで、業界をリードする TPC-C ベンチマークで結果を記録しました。データベースは、これまでリソース需要が高いために、ベアメタルのデプロイメントでのみ実行されており、データセンター内の仮想化する対象としては最後に残る候補の 1 つと見なされてきました。
  • 業界標準であるSAP Sales and Distribution (SD) Standard Application Benchmark は、Red Hat Enterprise Linux 6.2 および KVM を同一ハードウェア上で稼働するベアメタルシステムと比較した場合、85%の仮想化効率を実証したとしています。
  • Red Hat Enterprise Linux 6.1 および KVM は、標準性能評価法人 (Standard Performance Evaluation Corporation) が行った SPECvirt_sc2010 ベンチマークで記録的な仮想化パフォーマンスを達成しました。これは公開されている SPECvirt 結果のなかでは最高の仮想パフォーマンス得点となりました。SPECvirt_sc2010 メトリックは、仮想化データセンターサーバー内にあるシステムコンポーネントのエンドツーエンドのパフォーマンスを測定するものです。

注記

これら仮想化ベンチマークの詳細については、以下のサイトを参照してください。
仮想化のパフォーマンスチューニングに関する詳細は、『Red Hat Enterprise Linux 6 仮想化のチューニングと最適化ガイド』 を参照してください。
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